第924話 10ヶ月ぶりに
美容室に行ってきました。
例の如く、どうしても電話で予約したくないので、アプリでですね、一ヶ月くらい前に予約したんですよ(アプリのくせに近々の予約は電話しろってなってる)。その時はまさかこんなに変異株でワーワーしてるとは思ってなかったんですけどね。
そのせいなのか、それとも開店時間に予約したからか、お客さんは私しかいませんでしたね。
さて、上記の予約の難しさ(どうしても電話したくない)やら何やらで放置しまくっていた自慢のバリカタハリガネなんですけど、まぁぶっちゃけ、白髪くらい自分でも染められますし、お団子にしちゃえば毛先の痛みとかもごまかせるしで、全然まだまだねばっても良かったんですけど、ほら、一ヶ月前に予約した時はですね、娘の運動会があるはずだったんですよ。
いつだったかこのエッセイでね、「もう園の行事行けない!」なんて書きましたけど、まさかまさかその行事そのものが消滅するとはね。でも、予約しちゃったし、たまにはちゃんと染めてもらうか、ってことで。
私ね、皆さんご存知かどうかわからないんですけど(たぶんここで書いたとは思う)、めっちゃくちゃ汗っかきなんですよ。っていうと、代謝が良いのね~、ってよく言われるんですが、例の体重計で計った感じではそんなめちゃくちゃ良いわけではないですね。中の上。稀に上の下。しかも、筋肉だいぶつけてる状態で、ですから、昔はもっと脂肪の方が多かったわけですし、ただ単に汗をやたらとかくだけの人。
基本的に、夏だろうが冬だろうが、ご飯を食べ終わると汗が流れてきます。特に夏場はね、これ保育園だったら、
「あらー、松清ちゃん汗すごいわねー、お着替えしましょうねー」
って外遊びもしてないのに毎日着替える感じですよ。
何なんだ、この身体。
飯を食ったら必ず鼻水と汗が出るって、欠陥品なんじゃないのか。これ、初期不良じゃないですかね? え? もう40年近く使ってるから交換不可?!
そんなわけでですよ。
ご飯食べて、お洗濯干して~ってだけでもう下着から部屋着から汗まみれなものですから、もういっそ出発前に汗出し切っちゃって、軽くシャワー浴びてから行こう、ついでに風呂も洗おう、って。
だからここぞとばかりに日課であるエクササイズなんかもしてですね、そんでシャワーを浴びて、すっきり! いざ行かん!
道中で既に汗だくとかどういうことだ。
今日曇りだぞ。
その美容室も徒歩3分とかなんだぞ。
美容師さんは濡れた髪なんて慣れっこかもしれませんけど、それはほら、シャンプー後とかのね? 清潔なやつだから。こっちの髪の水分、オール汗だから!
申し訳なくて申し訳なくて。
そんでまたね、秋田県ってほんとに油断出来ないのがですね、ありとあらゆるお店に絶対一人以上美人がいるんですよ。下手したらスタッフ全員美人なんてこともざらなんですよ。こんな美人にね、私の汚い汗まみれの髪をどうこうしてもらうとか、もう本当に申し訳なくて。いや、不美人なら良いのかってそういうことではないんですけど。
何でしょうね、美容師さんって、私の中で高コミュ力の人間がなるものっていうイメージがあってですね、自分とはほんと対極に位置する人間というかね。しかも、おしゃれじゃないですか。制服みたいなのがある美容室もありますけど、そこは私服なんですよ。当たり前に髪もきれいですし。もうおしゃれの擬人化ですよね。おしゃれが服着てる。私、服を着たおしゃれに髪をどうこうされてる!
もうね、だから美容室は苦手なんですよね。己との差にね、もう愕然としちゃう。タブレットでひたすら電子書籍を読みまくる
そんで結局、傷んでるところとか梳きすぎてスカスカになってるところを全部切ってもらったんですが、そしたらそれが15㎝くらいでですね。それでもまだまだ長いんですよ。試しにメジャーで長さを測ってみたら、それでもまだ50㎝くらいありましたね。
あと、勇気を振り絞って、「どうしても夜頭を洗いたいんですが、駄目ですか」と聞いたら、「軽ーくなら良いです」とのことでした。
帰りの道中でも、もちろん汗だっくだくでした。
おかしいな、女優って顔に汗をかかないはずなんだが?
※その夜体重を計ったら、0.3kg減ってました。てことは丸坊主にしたらそれだけで1kg減るってこと……?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます