第897話 足りない

 最近本当に時間が足りなくてですね。

 やりたいことがたくさんありすぎるんですけど、やらなくちゃいけないことの方を優先させないといけないじゃないですか。大人ですし、働いてますし、親ですし。


 だけど、お休みの日はね、まぁまぁ自由に使えるわけですよ。息子がね、学童だったりばあちゃん家にいる時なんかは丸々使えるわけです。

 

 でも、足りない。

 あれもやりたいこれもやりたいってやってるとあっという間に時間が無くなって、気付けば『やらなくちゃいけないこと』、つまり、夕飯の仕度の時間になっていたりして。


 だから休みの前日なんかは綿密に計画を立てるわけですけど、まぁー、実行されませんね。まず「やったー、お休みだぁぁぁぁ! しかも今日は息子がばあちゃん家だぁぁぁぁ! ビバ! 一人休み!!」って無駄にテンションが爆上げで、テンションは爆上げなのにケツが重たくて、椅子にどっかりと座ってはスマホでYouTubeとか見てるんですもん。いやまず色々先に終わらせろよ、って。


 そんで、休みの日にしたいことというのがですね、


①カクヨムで新作を進めたい

②あわよくばエッセイこれのストックを作りたい

③ヨムもしたい

④エアロバイクは午前と午後に2回やっときたい

⑤お絵描きアプリの練習もしたい

⑥たまにはちょっと手の込んだ料理でも作ろうかしら

⑦そういや新しいマスク用の布を買ったんだよなぁ

⑧久しぶりに刺繍もしたいなぁ

⑨フェルトだったら将棋の形のぬいぐるみ作れるんじゃない?


 もちろんこの他にも、急に何かを買いに行かなくちゃいけなくなったとか、そういう緊急クエストも発生するわけで。


 とりあえずですね、①~③はエアロバイクを漕ぎながらやります。これで①から④はクリアです。ですがさすがに漕ぎながらお絵描きは出来ませんので(手振れ補正の力をもってしても無理)、⑤はバイクが終わった後になります。


 が、ここで、「よーし、漕ぎ終わったからお絵描きすっかぁー!」とはなりません。私の身体はびっちょびちょです。お風呂場へGOです。


 と、ここで風呂場の鏡で全身をチェック。おー、痩せてきたじゃーん、としばし悦に入ります(悦入タイム)。ここで何かしらピーンと来た場合には、いそいそとメジャーを出してきてドキドキ抜き打ち計測会も開催され、手帳を広げて前回との比較をし、再び悦入タイムです。


 そんで上がったら上がったで今度はプロテインを飲みながらYouTubeです。自分にも出来そうな筋トレorエクササイズを探したり、ついうっかりデーモン閣下が地上の星をカバーしているのを見てしまい、そこから色んな人が色んなカバーをしている動画をサーフィンしたりします。


 もうこの時点でお昼が近かったりします。

 

 うわ、やっべぇ、とか思いながら、朝握っておいたおにぎりを食べつつ、脳内夕飯会議ですわ。もう絶対買い出しに行きたくないから、何が何でもあるもので作る方向です。多少手の込んだもの、となると、高確率でハンバーグか、豚バラで何かを巻き巻きする感じのやつになります。

 

 そんなこんなで、いざお絵描きの練習です。まぁお絵描きそのものの練習というか、このお絵描きアプリの機能をちゃんと知りたくて。使いこなせていないわけですよ。作業レイヤーがどうだとか、クリッピングがどうだとか、マスターすると、ものすごく便利らしいんですけど、アラフォーのおばちゃんには少々難しくてですね。YouTubeで使い方を確認しながら練習していたら、もう15時とかなんですよ。宇部さんは手際が悪いから、ちょっとでも手の込んだご飯を作ろうと思ったら、この時間から仕込みを開始しないといけないわけです。


 で、ワーワーしながらお料理して、ある程度出来たら、エアロバイク2回目をしつつ、カクヨムして。そのうちに皆が帰って来て、やれお風呂だご飯だ――、ですから。


 なので、結局手芸関係が後回しになって、で、どんどん作りたい欲が膨らんで膨らんである日突然パーンって弾けて、狂ったようにお裁縫するんですよ。


 もうねマジで時間が足りないんですわ。

 かといってもう夜更かしも出来ない身体になりましたしねぇ。

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