第817話 サザエといえば
こないだね、旦那からこんなことを聞かれたんですよ。
「北海道の人ってサザエ食べないんだって?」と。
Why Japanese people!
食べるよ!
食べるんじゃない?
知らんけど!
知らんのかい、ってね。
それともちろん私もめちゃくちゃジャパニーズピーポーですわ。
いや、だって知りませんよ。
何せ私、魚介類苦手なんですもん。
それでも一応、魚とかエビは火を通せば食べられるんですけど、貝類は生だろうが加熱済みだろうが大嫌い。
私が食べられるのは、お味噌汁の中のしじみとアサリと、それからホタテの貝柱のみ。ムール貝とか、牡蠣とか、アワビとか、もうマジで駄目です。見た目も食感も何もかも無理。
だから、サザエももしかしたら食卓に上ってないだけで、例えば大人達は飲みの席で食べていたかもしれないなぁ。
と答えたわけなんですけど、そこでふと思い出したのがですね。
そうだ、道民にとっての『サザエ』ったらアレじゃん!
『十勝おはぎのサザエ』じゃん!
って書きましたけど、道民以外は何のこっちゃって話ですよね。ええ、わかりますとも。
いや、私自身もね、正直なところこの『十勝おはぎ』の部分は自信がなかったりするんですよ。というのも、この『サザエ』はですね、いま検索してみたら正式名称は『サザエ食品株式会社』というらしくて(いま知ったのかよ)。で、確かにおはぎを売ってはいるんですよ。でも別に『十勝おはぎのサザエ』って名前の会社ではなかったんですよ。
なのに、サザエと言えば『十勝おはぎ』がくっつくんですよ。不思議。
それでですね、まぁ別に『十勝おはぎ』がついたって良いじゃない、って話ではあるんですけど、私ね、道民だけどここのおはぎ食ったことねぇの。
そもそも実家にはこのサザエの店舗がなくてですね、札幌に遊びに行ってですね、そんで帰りのバスで食べるためのお弁当でも買おうかな? みたいな感じで駅地下に行くわけですよ。そしたら、あるんですね、この『十勝おはぎのサザエ』が。まぁ『十勝おはぎのサザエ』って店じゃなくて、普通に『サザエ』なんですけど。
え? バスの中でおはぎ食うの?
宇部さん正気?!
って思われたかもしれないんですが、だからね、私ココのおはぎ食べたことないんですって。
買うのはね、ここのおにぎり。
そう、私の中で『サザエ』と言ったら、おにぎりなんですよ。巻き寿司なんかもあるんですけどね。私はおにぎり。だからもう『サザエ』ったらおにぎりが美味しいってイメージなんですけど、これがまた不思議なもんで、『サザエ』って言われたら、あの特徴的なヘアスタイルのおっちょこちょい主婦の次に十勝おはぎが浮かんでくるんですよ。食ったことねぇのに。
ちなみにその特徴的なヘアスタイルのおっちょこちょい主婦の火曜日版のローカルスポンサーも務めていました。全国区かと思ったら北海道だけだったみたい。
っていう話で〆ても良かったんですけど、最後にもう一つ。
その海産物の方のサザエなんですけど、普通に北海道では食べないみたいでした。何か、採れないんですって。へー。でも、つぶ貝とかあるし、ま、いっしょ! みたいな感じらしいです。
ちなみにこの「~っしょ」っていうのも方言らしいです。そうなの? どう考えても標準語っしょ。
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