第794話 いよいよ手を出してしまった
いやもう来るところまで来たな、っていう心境ですよ。
え? 何の話? ってね。
ええ、もちろん、その反応を期待して書いてますから。このようにですね、タイトルで「おっ、なになに?!」って読者様を惹きつけることも重要なんですね。まぁこのタイトルで食いつく人がどれくらいいるのかはわかりませんけど。
まぁそれにしても宇部さんですからね。
どうせあれでしょ、大したやつじゃないでしょ? ってね。
その通りです。
もちろん宇部本人としてはですよ。
「あー、とうとうこれに手を出しちまったかー」
ではあるんですけど、こんなのね、余程の宇部ファンの方でもなければ「へー、ソウデスカー」ですから。
いや、ここまで引っ張って結局何なのよ、っていうね。そうでしょ?
お裁縫ですよ。いよいよ服にね、チャレンジしちゃったんですよ。もちろんめちゃくちゃ簡単なやつですけど。
服を作るにはやっぱりロックミシンとかそういうプロっぽいミシンじゃないと駄目なんじゃないかなって思ってたんですよ。ロックミシンというのはですね、伸縮性のある生地を縫うのに適したミシンです。普通の家庭用ミシンは伸縮性のある生地を縫うの、難しいんですよ。難しいっていうか、縫えるは縫えるんですけど、伸縮しなくなるというか。生地の良さが死ぬ。
ただですね、伸縮しない布、例えばTシャツとかスウェットとかそういう生地じゃないやつはイケるんですよ。Yシャツとかね、そういう生地というか。シャツ地のスカートとかワンピースとかゆるっとしたズボンなら家庭用ミシンでもなんとかなるんですよ。
というわけで、こないだ餃子柄の布を買ったサイトがソーイングレシピも色々載っていたんで、ちょっとチャレンジしてみたんですよ。
キャミソールワンピね。
布の長さが足りなくてワンピースっていうか、チュニックになりましたけど。
えー、意外と良いじゃん。出来るじゃん私!
服なら何枚あっても良いじゃん! って。よーし、これからは服を作るぞーっね。
ただね、まぁこの作ったチュニックに若干問題があるとすればですよ。
花柄なんですよ。
小さいお花のやつ。
白地にね、青いお花の。
……私ね、アラフォーなんですよ。
普段強盗みたいなファッションしかしてないアラフォーなんですよ。
髪も真っ黒ですしね。
眼鏡も黒縁でね。
だからキャラとしてはあれですよね。貞子枠。ホラー映画の主役(ただしヴィラン側)ですよ。髪の長さも割と忠実に貞子。原作にほぼ忠実な長さ。
この日本において、色白黒髪ロングヘアーの陰キャったらもう貞子なんですよ。眼鏡をかけた貞子。
アラフォーの貞子が花柄のチュニックって着ても良いのかしら、っていう。
だからね、とりあえず意見を貰おうと思って。着てみたんですよ。
旦那「アラー、可愛いじゃない」
宇部「そうなのよ。可愛いのよ。でも私アラフォーなのよ」
旦那「えー、良いじゃん」
宇部「アラフォーが着て良いやつなの、これ?」
旦那「ぜーんぜん大丈夫。可愛い可愛い〜」
駄目だ!
もともとこの人はファッションに疎かった!
その上アレだ。私への愛で目が濁ってやがる!(突然の惚気)
同じアラフォーでも深田恭子ちゃんとか安達祐実ちゃんとはわけが違うんだぞ!
そうは思うものの、やはり褒められると嬉しいものです。普段そんな褒められるような恰好してませんから余計に。
ただ、結局お外で着る勇気が出ない。
だからあれね、大人しく子ども服に挑戦すれば万事解決ですわ。
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