第778話 うっせぇわ

 だいたいの流行には乗り遅れる私です。

 ここ最近になってようやく、ログイン前のYouTubeのホーム画面に表示されている『うっせぇわ』をクリックするに至りました。


 ほほう、これが巷で噂の『うっせぇわ』ですか。


 恐らくこれを読んでいる皆さんは私よりも先にこれを知っているとは思うんですけど、一応さらっと説明すると、Adoさんという方の歌で、歌詞がまぁ過激……なのかしら。まぁとにかく風刺が効いてるっていうんですかね、大人は割とドキッとするような内容だったりするやつです。


 ネットニュースでは、「子どもが(歌詞の言葉遣いを)真似するので聞かせたくない」「子どもに悪影響だ」みたいなのもあったりしてですね、ちょっとした社会現象になってる感じです。


 わかります。

 私もね、もう出来ればクレヨンしんちゃんは見せたくないって思いますもん。しんちゃんの話し方って、あれ不思議と伝染うつりますからね。

 ただ最近はそれよりも、NHKの何かの番組内でやっている『あはれ!名作くん』っていうアニメの方がウチの子達に影響を与えまくっていて、強めの突っ込みをするようになっちゃったんですよね。なので本当はあんまり見せたくはないんですけど(てめぇNHK)、まぁ、私もこのエッセイの中では強めの突っ込みをしているので、遺伝の要素もあるのかもしれませんが。


 ただ、あれですよね。普通に良い曲ですよね。すごく耳に残るし、歌詞もあながち間違いじゃないっていうか、むしろその通りだからこそ大人達はドキッとするわけでしょうし。

 私も社会人になってですね、飲みの席とかで「グラスが空になってるぞ」みたいなことを指摘されたことがあったんですけど、「えっ、この人、いい年して自分で注文も出来ないのかよ」って普通に思いましたし、大人になると焼き鳥って1本丸々食べちゃ駄目なんだな、って衝撃を受けましたから。金払ってんだから好きに食わせろ。


 個人的には「うっせぇ」の「せぇ」部分のビブラートが好きですね。ちょっと裏声を使ってるところとかすごく好きです。がなるっていうんですかね、こう掠れた感じとかもね、曲調にあっててね。これを歌ってるのがまだ10代の方だなんて、すごいなぁって。喉、大事にしてほしいですね。


 個人的にはですね、もう好きに聞かせてやれば、って感じですね。そりゃ影響も受けるかもしれませんけど、いざ社会に出るってなったらさすがに「これはまずいな」って直すかもしれませんし、直さなかったとしても案外受け入れられて大成するかもしれませんし。まぁたぶんそっちの方がレアだと思いますが。


 まぁ私もですね、エッセイの文体を見ていただいてもわかる通り、口はかなり悪い方ですからね。偉そうなことは言えないわけですけども。でも仕事の時はさすがにちゃんとした言葉遣いになりますんでね? そういうのをうまく使い分けられれば良いんじゃないかな、って。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る