令和3年4月

第772話 『ソロ○○』

 KACのお題に助けられていたらあっという間に4月ですね。

 息子&娘も無事進級です。

 息子は小学三年生、娘は保育園の年長さんです。


 さて、そんなしみじみしてもいられないのです。

 なぜなら今回のお題は『ソロ○○』! 進級とか一切関係ねぇやつ!


 いや、『ソロ』と言われましても。

 こちとら基本的にソロといいますか、何せこっちには友人なんかもおりませんもので、例えばお休みの日には友達と遊びに――なんてこともございませんのでね? むしろ周りに友人がいた時だってどちらかというと一人でのんびり過ごしたい派だったと言いますか、いくら友人でもあんまり人が多いと疲れちゃうと言いますか。


 なので、私の何のソロ活動について語れば良いのやら、と頭を抱えております。


 このエッセイでもちょいちょい触れて来ましたが、まぁモテない人生を送って来た私です。いまでこそ旦那とコンビを結成して14年くらいになるわけですけどまだまだ人生の半分以上はソロ活動だったわけですよ。いや、家族はおりますけどね、そういうんじゃなくて。


 それでも大学~社会人1年目くらいの間では人生初彼氏がいたわけなんですけど、まぁちょっと例のカフェ小説参照なネズミ講事件が勃発したのと、私の異動なんかもあってですね、気付けば単身で秋田ですよ。SPR札幌で活動してたのが、突然AKT秋田に移籍したわけですよね。知らない土地、知り合いも0! そんな中でのソロ活動! おまけに私はスーパーコミュ障と来たもんだ! もう開幕から不安しかない状況!


 そんな私の当時の休日の過ごし方といいますと、チャリをかっ飛ばしてまずはGE○に行ってDVDを借り、その後スーパーに行き、かごがパンパンになるまで食料品を買って(一週間分)帰宅する、という感じでした。その気になる(たぶん誰も気になってない)DVDはといいますと、ガンダムでしたね。最初のやつです。アムロレイがブライトさんにビンタされて「親父にもぶたれたことないのに!」って言うやつです。


 えっ、宇部さん、ホラー映画は見てなかったの?! って思われたかもしれないんですけど、その時の宇部さんはまだキャピキャピの20代ですからね。そんな血なまぐさいホラーなんて見ませんって。ガンダムですよ、ガンダム。ビグザムは足しかねぇけど、ジオングは手しかないとかウケる。足して2で割ったら良いじゃん。ていうか、足なんて飾りですって言ってたアイツ、ビグザムの前でも言えんのかな? それともそん時は手なんて飾りですって言うのかな、とかそんな突っ込みをしながら見てましたね。


 そうですね、そんでキャピキャピの20代でしたから、夜な夜なガンプラとか作ってましたね。ええ、キャピキャピとね……。


 私のソロ活動、ろくでもねぇなマジで。


 ただ、ほんとに知り合いがいないので、休みを丸ごと自分のためだけに使えるとか、いま思えばほんと贅沢なことしてたよなぁって。いまなんて自分のためだけに使える休日とかないですもん。それもまぁ楽しかったりするわけですけど、でも、特に見るわけでもなくテレビをつけて、ただひたすらニッパーをパチパチ鳴らしつつガンプラ作ってたあの頃がちょっと懐かしく思えたりもします。


 そんなちょっとしんみりとした〆で4月スタートでございます。


 あっ、しまった。今日エイプリルフールなんじゃん!

 えーどうしよ、いっつもこのタイミングで気付くんだよなぁ。何か嘘つかなきゃ。


 えっと、はい、このエッセイ、書籍化します!(しません)


 もう嘘が雑過ぎる。


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