第717話 目覚める

 違います、そっちの目覚めるじゃあありません。

 新たな性癖とかそういう方面の目覚めじゃありません。


 いきなり何言ってんだこいつ、と思われた皆様、おはようございます。

 投稿時間(予約)は早朝5時6分、忙しい朝の時間に何てもん読ませるんだ、でお馴染みの宇部ッセイ、本日も安定のぐだぐだ感とくだらなさ100%でお送りいたします。


 そんな堅苦しい(堅苦しいか?)挨拶は置いときまして、そう、今日は『目覚め』についてお話を……って別にそんな仰々しいやつじゃなくて、こないだの朝、目が覚めた時のやり取りを書こうかなって思っただけです。でもほら、それだけだとたぶん200字くらいで終わっちゃいますんでね。それだとちょっとつまらないというか、文字数少なすぎるじゃないですか(本音)。


 皆さん、朝はしゃっきり起きられるタイプですか?

 私はですね、まぁもちろんやべぇ寝過ごした! って時はガバっと起きるんですけど、大抵の場合、もそもそと起きます。はーよっこらせ、起きますかねぇ、あー眠い眠い、今日も寒い(暑い)わねぇ、みたいな感じで。


 朝食を作らねばならんし、子ども達の保育園&学校があるから、仕方なく早起きする、みたいな感じですからね、私の場合。なので、例えば全員がお休みの日なんかはもうギリッギリまで寝ていたい。時間(と子ども達の腹)が許す限り寝ていたいわけです。そういやウチの子達って「お腹空いた」って言わないんですよね。自分が子ども(小学生くらい)の時のことを思い出してみても、空腹ってあんまりわからなかった気がします。中学生になって朝10時くらいに腹の虫が鳴り始めてわかった感じといいますか。


 なので、そんなある休日の朝もギリギリまでお布団に寝転がっておりました(with旦那)。


宇部「そろそろ起きないとね」

旦那「さすがにね」

宇部「でもまだ寝てたいよね」

旦那「わかる」

宇部「ていうか、もう7時半ですわ。さすがのあの子達もお腹空いたんじゃない?」


 もうこの辺りで、どうせ今朝はパンだし、あわよくば旦那が焼いてくんねぇかな。なんてことを考えつつ、そんな会話をしておりまして。

 いや、「焼いてくれ」って言えば焼いてくれる人なんですよ。でもほら、なんていうの? そんな亭主にパンを焼かせるとかねぇ、鬼嫁か、って思われたら嫌ですから(手遅れ)。


 仕方ねぇ起きるか、と隣を見ますと、いまだに目をつぶっている旦那の姿。


宇部「私さすがに起きるよ。○○さんもそろそろ起きようよ」

旦那「起きてる。俺はいま起きてる」

宇部「目ェつぶってんじゃん」

旦那「俺の身体はいまじわじわと覚醒しているんだ。そう、カチカチの冷凍肉が冷蔵庫の中で解凍されるかの如く」

宇部「成る程、了解~」


 宇部家では、お肉が安い時にまとめて買って使いやすい大きさにカットしてから冷凍庫にぶち込みます。そんで、使いたい日の前の晩に冷蔵庫に入れてゆっくり解凍するのです。切ったり小分けにするのは正直面倒ですが、調理時間が短くなるし、肉を切ったまな板を洗うのも面倒なので、忙しい平日の夕食作りが楽になります。


宇部「って騙されねぇぞ、それ一晩かかる解凍方法じゃねぇか! とっとと起きろ!」


 このようにして軽く夫婦漫才をしてから起きる、っていうね。

 急いで下に降りましたけど、子ども達は空腹を訴えるでもなく、「あ、おはよう~」とか言いながらテレビ見てましたわ。こんな親でごめんな、お前達。

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