第691話 結局見た

 何事もですね、想像だけではアレかな、って思うわけです。


 いや、我々(アマチュア)作家にとって、想像力っていうのは大事ですよ。特に私みたいなのは想像力一本でここまでやって来た感じですから。

 このエッセイなんかもね、ほぼほぼ私の想像とか妄想で成り立ってる部分がありますし、恐らく皆さんもその辺を期待してくださっていると思うんですけど、それでもほら、たまにはね? こう、ちゃんと調べるなりして事実に基づいた話をね、書いた方が良いんじゃないか、みたいな。


 なんてもったいつけた書き方をしましたけども、そんじゃ今回は何についてのお話なんだ、ってことなんですけど。


 ランボーなんですよ。


 結局見てみることにしたんですよ。

 私の第二の趣味・裁縫を失い(失ったわけじゃない)、新たな趣味・美容についてもすぐ結果が出るものではないと来たら、もっと即効性のあるやつがほしいわけです。となると映画がが手っ取り早いわけですよね。手っ取り早さで名作に手を出す女、それが私だ。


 というわけで、『13日の金曜日』に続くのか?! ランボーさんはジェイソンさんと肩を並べることが出来るのか?!


 とりあえず、第1作の吹き替え版がAmaz〇n Primeにありましたんで、早速見てみることにしました。さぁ、この怒れる男の怒りっぷりはいかがなものか。


 というわけで、ここから先はたぶんちょいちょいネタバレがあるんじゃないかと思いますので、これからランボーを見る予定の方はそっとブラウザバックしてください。大丈夫、どうせ宇部さんのことだからネタバレっつっても大したことねぇよ、って思う方はこのままGO! 私のことよく知ってんじゃん、その通り、大したことはありません。


 


 

 あれですね、ランボーさんめっちゃ怒ってますね。

 看板に偽りなし。

 いや、第1作は別に『怒りの○○』じゃなかったので、初めて見る方はまさか彼がこんなに沸点の低い御仁だとは思わなかったかもしれませんが。いや、戦争が彼を変えてしまったのでしょう。戦地に赴く前の彼を知らんけども。


 ランボーさんは最初、浮浪者風味のいでたちで現れるんですけど、まぁなんやかんやあって激おこモードになりまして、保安官達とドンパチというかゲリラ戦になる、という話のようです。


 もうね、ゲリラ戦のランボーさんが、完全に無課金ユーザーみたいななりをしてるんですけど、めっちゃ強いんですよ。森では彼が法律らしいですから。あれですね、無課金でもやり込めばレベル99になれるんだな、みたいなことを学びましたよね。最初の彼の武器、ナイフくらいしかありませんでしたから。彼ならひのきの棒と布の服でもバラモス倒せるんだろうな。


 そんなこんなで見終わったわけですけど、いや、もちろんですね、この映画にこめられたメッセージ的なものもちゃんと受け取りましたよ。戦争の悲惨さというかですね、戦争が終わっても、そこで戦っていた人達が、はい、それじゃ今日から日常に戻ります、とはならないんだぞ、ってこととか。


 ですが、あれですね、宇部的な感想を申し上げますと。


 えっ、彼の怒り、これでもまだ頂点じゃなかったの?! っていう。


 結構な怒りっぷりでしたよ?

 ていうか彼だったら、醤油ラーメンを頼んだのに味噌ラーメンが出てきたくらいでもそのラーメン屋を丸ごと消し去りそうですけど?

 何、彼の怒りゲージって回を重ねるごとにレベルアップしていくシステムなの?! 

 

 血まみれのムキムキ男性、という点ではジェイソンさんとほぼ同じなんですけどね。やはりペラペラしゃべるのがダメなんでしょうか。私は黙々と仕事をこなすクールな男に惹かれるのかもしれません。男は黙って惨殺。そうですよね、ジェイソンさん。

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