第674話 DPが我が家にやって来ました

 えっ、『DP』って何!? って思いました?

 もちろんそれを狙ったんですけども。


 もうさらーっとバラしますけど、『DドライPプルーン』です。だってドライプルーンって普通に書いたら何かアレかな、って。アレって何だよ、って? いやぁそこはニュアンスで感じ取っていただきたいところ。


 とまぁ、そんな話は置いといてですね。

 依然としてヨーグルト生活は続いているわけですけども、やはりこう、ズドン! って効果がないもんですから(その効果音よ)、ここはいっちょドライプルーンいくっきゃねぇな? と思った次第でございます。


 さて、そう決意したは良いものの、なかなか買えなくて。


 いや、全然売ってるんですよ? そんなドライプルーンすら手に入らないような田舎ではないですよさすがに。

 ほら、いまちょっと雪がね、すごいもんですから。

 いつもは仕事終わりにスーパー(マックスバリュ)に寄って帰るんですけど、雪だから当然徒歩ですし、重い荷物を持って雪道歩くのもなぁ、などと軟弱なことをつい思ってしまって、お買い物は旦那に丸投げしてしまっているのです。


 そんなにたくさん買わなきゃ良いじゃん? って話ではあるんですけど、スーパーって恐ろしいもので、『○○市』とか『広告の品』とか『本日限り』とかそんな謳い文句で私を誘ってくるんですよ。「アタシ知ってんのよ? そのWA〇Nカード、結構チャージしてるんでしょ?」って。


 で、気付けばそこそこの量を買ってたりするんですよ。だってそういう時に限って色々思い出すんですもん、あれ、そういやマヨネーズなくなりそうとか、あ、油油! とか。


 今日はもう雪だろうが何だろうが買い物して帰るぞ! っていう日もですね、あれもこれもと買っているうちについプルーンのことを忘れたりして、結局家に帰ってから思い出すわけですよ。やっべ、忘れてた! って。でも、私、一度家に入ったらもう絶対に出たくありませんから。


 だからきっとね、そう、心のどこかで「絶対プルーン食べたくない」って思ってんじゃないのかな、って。プルーンといえばですよ、何か鉄分の方で有名じゃないですか。むしろ私、プルーンってそれしかウリがないと思ってましたからね。なので、貧血持ちの私はよく母親からも勧められていたんですけども、それを頑なに断って来たのです。


 けれど、貧血の方は病院で治療中(だいぶ改善されてきたと褒められました)なので、そうなるともうプルーンの出番なんてないわけです。ふふん、現代医学が私の味方だ。ところがここへきて伏兵が現れたわけですよね。


 BPBen-Pi、という。


 整腸剤もダメ、ヨーグルトでもダメ、もちろん水分も摂っているし、運動もしている。それでもダメならもうプルーンだ、というところまできているわけです。かなり追い詰められているわけですよ。


 だから私は最終兵器に手を出したわけですよね。


 旦那です。


 私の最も信頼出来るおつかいマシーンにして最愛の人です。

 彼に依頼したが最後、営業時代に県内を縦横無尽に走りまくっていたそのドライビングテクニックを駆使して(そのテクニックはあんまり必要ないけど)市内を探し回り、目当てのものを買ってきてくれるのです。このだだっ広い秋田県、彼の知らない道はない、というくらい端から端まで走りまくっていましたから、その中の小さな市なんて庭みたいなものです。というか、ここは彼の地元、マジで庭です。ありとあらゆる店に特攻して探しまくってくれるのです。何が彼をそこまで! 私への愛だと思いたい!


 まぁ、そこまで車をブンブン走らせなくてもマックスバリュで普通に見つかったみたいですけど。


 とまぁそんな感じで無事、ドライプルーンが我が家にやって参りました。


 というわけで、次回はもうおわかりですね? そう、『DPチャレンジ2020』です。お楽しみに!


 クリスマスなのになぜクリスマスの話じゃないんだ。

 いやー、予約投稿だからね、仕方ないです。

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