令和2年12月
第651話 難読
難読地名ってあるじゃないですか。クイズ番組とかでよく出る感じの。
だいたい北海道の地名は難読だー、みたいな感じで出題されるわけです。北海道民としてはぜーんぜんらっくしょーだぜー! って感じなんですけど、油断してるとですね、えっそんな地名存在する?! って。もう寝首をかかれた気分ですよね。敵は本能寺にあり!
もちろんいまの本能寺の
ちなみに難読地名クイズでよく出る(と思う)やつは、
・妹背牛
・占冠
・足寄
・後志
・倶知安
・音威子府
・積丹
こんな感じでしょうか。
それぞれ、
・もせうし
・しむかっぷ
・あしょろ
・しりべし
・くっちゃん
・おといねっぷ
・しゃこたん
と読みます。道民には初級の問題です。たぶん。
なんて偉そうに書きましたけど、そういや昔、札幌で営業の仕事をしていた時のお話なんですが。函館の方に出張があってですね、車で回るものですから、もちろん函館まで車で移動なんですよ。そんで、その時に先輩が、
「ワッツのサービスエリアで休憩な」
って言うわけです。
当時はまだ道外から(修学旅行以外で)一歩も出たことのない生粋の道産子だったわけですが、『ワッツ』なんて聞いたこともないわけです。まさに「
で、高速をぶんぶん走ることしばし。
見えてきたわけですよね、
『
輪厚!
これが輪厚!
確かに『わ』と『あつ』! ちなみに『わあつ』ではなく、本当に『わっつ』のようで。
ね、道民ですら、こうなんですよ。
メジャー(全道の天気予報で出るとか)なやつとか、自分が住んでるところの近くしか案外わからないもんなんですよ。
でも、どうでしょう。
私の中では、冒頭の方で書いた地名って結構全国区レベルになって来たんじゃないかなぁって思うんですよね。輪厚は置いといて。
なので、ウチの旦那もその手のクイズで「あーこれは知ってるー」って正解したりして。
ただ、最近ですよ、道民は(おそらく)当たり前に読めるけど、もしかしたら道外の人間はあんまり知らないんじゃないか、っていう単語を発見したのです。発見した、というか、クイズに出てきただけなんですけど。あっ、ちなみに地名ではありません。
それがこちら!
『成吉思汗』
いかがでしょう。
読めますか、道外の方々!
いかがでしょう。
読めますよね、道民の方々!
さぁ、引っ張っても仕方がないので正解を発表します。
正解は――
『ジンギスカン』です!
まぁ、ジンギスカンというか、『チンギス・ハン』の漢字表記らしいんですけどね。まぁその辺は置いときまして。とにかくジンギスカンを漢字で書くと『成吉思汗』なのです。
これがですね、漢字の読みクイズで出題されまして、
「あー、これはジンギスカンだよね。簡単簡単♪」
って言ったら、
「えっ、ジンギスカンってそう書くの?! ていうか、漢字表記あるんだ!?」
って旦那に驚かれたという。
もしかしてこれあんまり知られてないやつ!? 確かに学校では習わないけど。えっ、でもジンギスカンの袋に書いてたりするじゃん? ってああそうか、こっちじゃあんまり売ってねぇわ、ジンギスカン自体、って。
でもね、私思うんですけど。
確かに北海道は難読地名が多いですけど、いや、それ、他の県も同じじゃない?
私、秋田でも結構難読なのいっぱい見ますけど?
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