第650話 お前もお前で!
昨日ですね、仮面ライダーセイバーがちっとも盛り上がってないって話を書いたじゃないですか。いやほんと、楽しんで見ている方、申し訳ありません。あくまでも宇部家では、って話ですから。
ウチの親(北海道サンタ)にですね、それぞれのプレゼントを伝えたんですけど、もう色々面倒臭くなって、息子の方はライダーとかウルトラマン関係の本にしてくれ、って言ったんですよ。そしたら、田舎だからなのか、最新の書籍がないみたいなことを言い出しまして、
「申し訳ないんだけど、古いやつでも良いかい?」
ってメッセージが来たんですよね。
もう「むしろ望むところです」って返しましたよね。いっそ昭和! むしろ昭和!
そんな昭和昭和でお馴染みの息子がですね、TSUTAYAでDVDを借りてきたわけなんですけど、またしても昭和でした。帰ってきたウルトラマンです。ここ数ヶ月、平成ウルトラマンを見ていません。ガイアとかティガとかそういうのもあったはずなのに。まぁ、私としても見たいのは昭和の方だったりするので、それはそれで全然ウェルカムなんですけど。
しかし娘はやはりいまをときめく女の子。何かキラッキラした感じの可愛いDVDを選ぶことが多いです。プリキュアとかそういうやつ。さてさて、娘ちゃんは何を借りて来たのかしら。
「ママ! わたし今日なにかりてきたとおもう?」
絶対にわからないクイズを出題されました。
ノーヒントですよ。難しすぎる。
「あれよ、あ・れ!」
熟年夫婦なら伝わりそうなものですが、残念なことに彼女との付き合いは腹の中を含めても6年たらず。たったの6年でツーカーは厳しい。
すると、しびれを切らしたのか、それともさっさとバラしたくなったのかはわかりませんが、娘ちゃんは何か偉そうに「にいに、見せてあげて!」と兄に命令。もう完全に下っ端戦闘員を顎で使う女幹部です。
そして兄(従順)が袋から取り出したのは――
『仮面ライダー』!
ちなみに、タイトルは仮面ライダーですが、1号とか2号とかのではありません。スカイライダーです。スカイライダーのタイトルは『仮面ライダースカイ』とかではないのです。ここ、テストに出ます(出ません)。
「わたし、スカイライダー借りてきたのっ!」
お前まで!!
とうとうお前まで昭和の特撮に!!
もう私の血が完全に悪さしてるんですよ。
娘にまで遺伝しちゃったよ。でもママ、正直スカイライダーのカラーリングはあんまり好きじゃないんだけど……。
そう思いつつ、ちらちらとスカイライダーを見ておりますと、どうやらその巻はやたらとゲストライダー(先輩ライダー)が出るやつらしく、Xライダーやらライダーマンやらが出る度に大盛り上がりの娘ちゃん。息子は黙々と見るタイプですが、さすがは女の子、黄色い声援を送りながらの観賞です。うるせぇ。
おかしい。
仮面ライダーセイバーは盛り上がっていないが、今期のプリキュアは割と食いついていたはずなのに。どうしてお前は蜘蛛男のフィギュアをいじりながらスカイライダーを見ているんだ。
まさかこんな話で11月が終わるとはね。
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