第648話 カクヨムコンの進捗と息子の話

 さて、11月も残りあと2日ですってよ。

 するってぇと何かい、あと3日でカクヨムコンがスタートするっつうのかい?


 という無理やりな江戸っ子口調で始まりましたけども、いやぁもう完全に新作のスタートは遅れることが確定しましたから。えへへ。あと17000字ほど足りてないんですわ、これ書いてる時点で。だったら出来てる分だけでも予約投稿しときゃ良いじゃんって思った方もいるかもしれないんですが、いや、私の場合、前半の方とかもうめちゃくちゃいじるから。書き上がるまで油断は出来ませんから。そんなことは出来ないのです。


 ていうか、いまのいままで何やってたの宇部さん。アナタこのコンテスト直前に2連休こっそりもらってたでしょう?! 


 いや、あのですね、ちょっと言い訳させていただくとですよ。

 短編書いてました。カクヨムコンの。


 おっかないですよね、短編って。

 何がおっかないって、浮かんで来たらもうアウトなんですよ、私の場合。浮かんだネタだけちょっと置いといて、長編とかエッセイとかある程度まで書けてから――っていうのが出来ないんですよね。もう短編は瞬発力ですよ。一気に書かないと絶対にお蔵入りになるから。いままで何作葬って来たか。


 というわけで、短編は一作出来ました。よっしゃこれで一応『新作』で参加が決定しましたわ。


 っていう話を書いてもですね、まぁつまらないと思うので、またしても息子君のモテエピソードを忘れないうちにぶち込んでおこうと思います。


 こないだですね、学童保育から帰宅した息子君が謎の折り紙作品を持っていたんですね。「ママ、見てー!」って興奮気味に見せられましたけど、全然何なのかわかりません。何ていうの、とりあえず立体でした。正○面体、みたいな感じっていうんでしょうか。とにかく何なのかわからない立体的なものを持ち帰ってきまして、それを得意気に見せてくるわけです。よく見ると、数枚の折り紙で構成されているらしく、何がどう折られて立体になっているのかはわかりませんが、結構手の込んだものです。


「これ、●●ちゃんからもらったのー!」


 何ですと?!

 どうやら女子からのプレゼントのようでした。

 

 ……またニューカマーか。


 そう、またも新しい女の子の名前だったのです。


 保育園の時に婚約までしたMちゃんではなく、可愛い可愛いといまだになでなでしてくるKちゃんやNちゃんでもなく、こないだぴったり隣をマークされていたAちゃんでもなかったのです。


 Mちゃん(上記のMちゃんとは違う)でした。

 その存在は知ってましたし、たまに登下校で一緒に歩いたりしているというタレコミ(旦那から)はありましたが、プレゼントは初です。


 ここで終わりなら、まぁ、良かったわねー(ウフフ っていう話なんですけども、そこで終わらないのが宇部家きってのプレーボーイ・息子君です。


 もう片方の手には何やらピンクのハートの折り紙(ひも付き)が。


「息子君、そっちのは何? そっちのももらったの?」


 そう尋ねますと。


「これはね、明日Mちゃんにプレゼントするネックレスだよ!」


 作って来た!

 プレゼントのお返し既に作って来てた!

 しかもハート! それもピンクで! ちょっと待って、それ大丈夫?! 

 おませさんな女子なら十分勘違いしちゃうやつだけど大丈夫?!


 おまっ、しかも名前書いてるやんけ!

 二人の名前を並べて書くな! そんなことしたらもう完全に相合傘だから!


 えー、ちょっと待って。

 お前それほんとに渡して大丈夫なの?!

 お前のそういうところほんと怖い!

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