第644話 一騒動欲しい

 10月は忙しい月でしたけど、11月はあれですね、試練の月。何かこう……イライラさせてくるわけですよ。こないだの病院でのお話とかね、あそこまでではないにせよ、ちまちまとイラっとさせてくるような小事件があったりして。


 まぁ、ほんっとに小さいやつですよ。お野菜を炒めていたら玉ねぎとかがぽーんと飛んで、コーヒーの中にホールインワンしちゃうとかね、そのレベルの。私も小さい人間なもので、いちいちイライラしちゃうんですね。これはあれかな? 甘いものを控えているから? それとも牛乳を控えているから? 


 さてそんなイライラに振り回されながら、ちまちまと書いております。カクヨムコン用の新作。80,000字を越えたは良いんですが、今度はタイトル、キャッチ、あらすじ、それから各話タイトル&章タイトル等々で悩んでます。

 

 ただ、ふと思うのがですね、なんかまったりしすぎてるな、と。何か事件とか起こらんのか、と。さすがに何かしらの山場がないとイカンでしょう、と。


 考えたわけですよ。

 学校で起こりそうなちょっとした事件って何? って。事件ったって、殺人事件とかそこまでのレベルではイカンのですよ。そんなの80,000字から展開させる話じゃないですよ。


 じゃあ、80,000字から書ける事件って何だろうってなるじゃないですか。舞台は学校で(放課後でも可)。


 ピコーン!


 給食費が盗まれるやつ!!


 ピコーン! じゃねぇ!!

 小学校か! 昭和の小学校か!


 ですよね? いまって大抵引き落としとか振り込みですよね? そんな大金を児童に持たせませんって。ちなみに、給食費の他にも修学旅行とか校外学習などの旅費パターンもありますが。いや、それにしても現金は持たせないでしょ。せいぜい名札代(学校で買うシステムでしたよね?)くらいなもんですよ。


 何でしょうね、平々凡々にモブど真ん中の学生生活を送っていたもので、ちょうど良い事件のサンプルがないんですよ。もう事件イコール給食費の紛失みたいなところある。いつのドラマで見たんだろう。


 そんで、家が貧しい子が疑われたりするわけですよ。そこの家はお父さんかお母さんどっちかいなかったりして、そういうところを突いてくるんですよ。子どもって残酷。で、昭和だと、その親御さんのお仕事ってのも、例えば普通の会社員とかじゃないんですよ。廃品回収(しかもリヤカーとかだったりする)とか焼き芋屋台とか。その辺露骨にディスってきますからね。何でだよ、働いてるだけ良いじゃん!


 とまぁ嫌な話は置いときまして。


 もうね、給食費紛失の件が頭から離れないんですよ。○○ン家貧乏だからさ、○○がとったに決まってるじゃん? みたいなことを誰かが言うわけですよ。そんでそこから取っ組み合いが始まるわけです。短パンボーイがね。昭和ですから、当たり前に短パンですわ。ハーフパンツとかじゃなくて、それトランクスならはみ出るんじゃない? ってくらいの際どい丈のやつね。


 もうどんどん書いてる話から遠ざかっていくの。いまは令和だし、登場人物は高校生なのよ。引き落としだとか振り込みだとか、いやそれ以前に給食じゃねぇよ!


 ということを仕事中に考えてました。

 何かないものか、手頃な事件。校庭に野良犬が迷い込むとか……?


 ってそれも昭和のやつ!

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