第618話 大丈夫、やらかしてません
もうびっくりするほど人間ドックは何も起こりませんでした。特筆すべきことが何もない。それはそれでちょっとソワソワしちゃう私です。
さて、最近、Eテレ以外のテレビ番組をリアルタイムで見る機会があんまりないんですけど、先日、なんかあざといのがどうとかって番組を見たんですよ。
ゲストに城田優さんが出てましてね、ウチの然太郎(『スミスミシン』に出て来るスミスミシンの人)の実写モデルが彼なものですから、「お、然太郎が動いてる」なんて思いながら見ていたんですけども。
その時のテーマ(?)が、背の低い女子はあざとい、みたいなやつでして、もちろん、背が低くてもあざとくない方もいるんですが、今回は、そういう女子のお話でした。男を落とす手口みたいな。
目当ての男を落とすのはもちろんのこと、さらには自分より背の高い(何なら割と高身長の部類? 165くらい?)友人にもマウントがとれる、みたいな内容でして。普通ね、自然界においてね、身体の小さい方がマウントとれるとかそうそうないわけですけど、こと、人間のメスにおいてはあるわけですよね。
なんていうか、もう小さいイコール可愛い、みたいなところあるじゃないですか。男性の庇護欲っていうんですか? そういうのをかきたてられる的なね? そういうのあるらしいじゃないですか。男性じゃなくても、私だって小さいものはやはり可愛いと思いますし、小動物とか、たまらんですよ。愛でたいにもほどがあある。
それでですね、ドラマ形式みたいな感じで、背の小さな小子ちゃん(仮名)と背の高い高子さん(仮名)がね、大学のサークルか何かの宅飲み(小子ちゃんが狙っている後輩の家)に行くわけですよ。
もうね、その小子ちゃんのコーディネートがですよ。もうね、「っあー、わかるわかる! 背の小ささを武器にする女は100%これ!」って。旦那と見てたんですけど、もう私「あー、はいはい。キタコレ、わかる」しか言ってなかったですから。
まぁ確実にスカートだろうな、とは思ってたんですよ。宅飲みだっつってんのに、こういう女子は絶対スカートだな、と。パンツ見えても知らねぇぞ、とも思うわけですが、こういう子は見えたら見えたで美味しいくらいに思ってますから(偏見)。
そしたらですよ、ちょっと短めのワンピースっぽいやつ+フラットシューズで現れたわけです、が。
これね、ワンピースじゃないんですよ。
チュニックなんです。
チュニックって何ぞや、という男性読者のためにざっと説明しますと、まぁ丈が中途半端に長い服だと思ってください。
もうね、次の台詞が読めるんですよ。だからね、旦那に言ってやりましたとも。
「『これ本当はチュニックなんだけど~、私が着るとワンピースになっちゃうんだー』って言うぞ」って。
言いましたわ、まんま。ほーらね、と私も得意気です。
それからですね、身長を伸ばすために牛乳を飲んでるとかね、そういうお決まりのことも言うわけですよ。いや、もう大学生なら手遅れでしょ。どんなに飲んでも。私もね、がぶがぶ飲みましたけど、ちーっともでしたから。むしろ牛乳をあんまり飲まない姉の方がぐいぐい伸びてましたから。くっそ。
でも、こういう小子ちゃんみたいな子はですね、一応「背が低いのを気にしてる」的なスタンスを貫くんですよ。だからこそ牛乳飲んでるアピールするわけですよ。でも、本当に背が低いことにコンプレックスがあるんだったら、フラットシューズは履きませんって。無理してでもハイヒール履きますって。
もし私が、背が小さいのがガチでコンプレックスな子をヒロインで出すとしたら、ハイヒール履かせますね、絶対に。そんで、それを履いてる時はめちゃくちゃ強がってるわけですよ。何でもひとりで出来るんだから! みたいな。でも、家に帰ってヒールを脱ぐと、急にしおしおしちゃう、みたいな。個人的にはこっちの方が好みです。
もしくは、いつも「もう小子は本当に小さくって可愛いなぁ」って小子ちゃんの引き立て役みたいな感じになってる高子さん(165くらいあって常にパンツスタイルの出来る女風)が、ふいに見せるドジっ子ぶりに萌えてる後輩男子を所望します。
何か私の好みの話で終わっちゃいましたけど、こちらからは以上です。
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