第499話 何でも良いわけじゃなかった

 さて、ジェイソンさんを見終わってしまいましたので、次の予定では『エルム街の悪夢』だったのです。

 が、私ったら前回の『週末100円セール』の味を占めちゃいましたからね。もしかしたら『エルム街の悪夢』シリーズも100円だったりしないかな? なんてね。ちょっと期待して週末まで待ったりして。


 だけどやっぱりちょっと何か見たいんですよ。

 何かないかなぁ、やっぱりちょっとホラーの気分なんですよねぇ、なんてことで、無料のやつを漁っておりましたら。


 『悪魔のいけにえ』ですわ。おっ、無料で見れるじゃないか、と。

 そう、チェーンソーといえば実はこの人、でお馴染み、レザーフェイスさんが登場するやつですね。


 どれどれ、と。

 お前のチェーンソーさばきはどんなもんだ、と。


 で、見終わって、なんですけども。


 いや、何でしょうね。

 私、ホラーに好き嫌いがあるんだな、って初めてわかった気がするんですよ。嫌い、というか、苦手、というか。いや、ぬるぬる系はね、確かに苦手ではあるんですけども。ぬるぬるしててもジェイソンさんはストーリー的にはもう全然良かったというか。


 最後までしっかり見たんですけど、何か好きになれなかったんですよ。静止画とかで見るレザーフェイスさんはなかなかパンチの効いたビジュアルで良かったんですが、何でしょうね、ストーリーとか、彼以外の登場人物とか、そういうのが色々駄目だったんですよ。

 

 だけれども、一体何がどう合わないのかがわからないのです。自分の苦手なものの傾向がわからない。


 人に話すことによって見えて来るものがあるかもしれないと思い、旦那にも大まかなストーリーや登場人物、ジェイソンさんとの違い(と私が思うもの)を説明したりもしたんですが、旦那にもわからないわけです。


 だからちょっとこの場をお借りしてですね、ちょっと整理してみようかな、と。

 ただ、そういうのをやったことがないものですから、何をどう書き出せば良いのか手探りではあるんですが、とにかく気になったことを書いてみようと思います。



【『悪魔のいけにえ』気になるポイント】


・登場人物が5人でカップルが2組

 →えー、男1人余っちゃうじゃん、と気になる

・その余った男の性格に難がある

 →気に入らないと大声で喚き散らす系で、見ててイライラしちゃう

・痛いシーンは映らない

 →巧みなカメラワークにより、その部分は映らないので、見てる側が、ぎゃー、痛い痛い痛い! とはならない(多少切りつけるやつは映るけど)

・レザーフェイスさんのビジュアルはパンチが効いてて良い

 →やはりある程度アイコン的な要素は必要

・レザーフェイスさんのお兄ちゃんが気持ち悪い

 →髪とかベタベタだし、言動が終始気持ち悪い

・レザーフェイスさんの精神年齢が幼すぎる

 →中身が子どもだと思うと、何かいたたまれない気持ちになるのと、お兄ちゃんから怒られてるのを見るのが辛い

・ラスト20分くらい、とにかくヒロインがずっと叫んでてちょっとうるさい

 →気持ちはわからんでもないけど、ちょっと耳が痛い

・最後の方ヒロインがずーっと逃げてる

 →戦ってくれ

・最後、逃げ切ったと思いきや――? がない

 →続編を匂わせなくて良いのかが気になるのと、完全勝利かぁ……とモヤモヤする


 何でしょうね、ジェイソンさんも享年12歳というか、いや、厳密には死んでなかったんですけど、そこで教育とか躾とかそういうのが止まってるんですよ。なので、一応知能的にはそれくらいの設定じゃないのかな、とも思うんですけど、向こうの12歳は早熟そうだしなぁ。いや、違うか。ジェイソンさんはたった一人であそこまで大きくなりましたからね、結構立派に自立してるんですよ。レザーフェイスさんはそういう意味では大きな子どもみたいな。そこが子を持つ親として辛いのかもしれません。


 いやー、私、ホラーなら何でもいい人間なのかと思ってたんですけど、案外好き嫌いってあるもんなんですね。


 初めて『13日の金曜日』を見た時には「よし、これはシリーズ制覇だ」と思ったんですけど(そんで実際制覇した)、『悪魔のいけにえ』はいまのところもう良いかな、という感じです。


 というわけで、やはり予定通りに『エルム街の悪夢』に行こうと思います。もう100円セールなんて待ってられるかい。


 さ、そんなこんなで明日は500話です!


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