第472話 アラフォーからアラフォーへ
はい、というわけで、先日バースデーを迎えましてですね。
とはいっても、まだまだアラフォーに変わりません。アラフォーから、さらなるアラフォーへ。あともう数年はアラフォーとして頑張る所存でございます。
それでですよ。
私の誕生日というのは、そのまま我々夫婦の結婚記念日でございましてですね、気付けば10年でございます。
結婚当初はですね、特にこれといってダイヤのついた婚約指輪なんてものもなかったもので、
「結婚10年目には、スイートテンダイヤモンドをお願いします」
なんてことを言ったりもしたんですけど、いざその10年を迎えますとですね、まぁ……別にいらないな、って。冠婚葬祭用には真珠のやつがあるし、着けていくようなイベントもないですし。
そう考えると、ダイヤのついた婚約指輪って、アレ、どういう時に着けるやつなんでしょう。何、皆さん日常的にパーティーとかに行ってるの? それとも冠婚葬祭系?
とまぁ、そんな乙女の憧れをぶち壊すようなことは置いといてですね、とにもかくにも誕生日なんですよ。朝っぱらから実家の両親や姉からもLINEがブーブー言ってるわけですよ。
ただね、一言申し上げたい。
『誕生日おめでとう』だけでもこちらとしては全然良いんですよ。別に『○○年前、あなたが産まれた時のことを昨日のことのように思い出します……』みたいなじんわりエピソードとかはいらないのです。
でもね、
「誕生日おめでとう。孫ちゃん達は元気?」
ねぇ、それどっちが本題?
いや、わかりますよ?
いくら腹を痛めて産んだ娘ったって、もう横にしか成長しないようなものですからね。それよりは、まだまだこれからの孫達の方が万倍可愛いのはわかりますとも。
別にね、この年になって親からがっつり祝われたいなんて思っておりませんとも。だけれども、少々期待はするわけですよね。
「誕生日のお祝いに、荷物を送ったよ。色々詰めたからね」
なんてメッセージが来たらですね、そりゃあちょっとはねぇ。
そんで蓋を開けてびっくり玉手箱ですよ。
まず、ジンギスカンね。うんうん、これは嬉しいね。皆で食べよう。
それからめんみ(北海道限定のめんつゆ)ね。うんうん、これからの時期大活躍だからね。嬉しい嬉しい。
それから、ポイントをためたら必ずもらえる系のメラミン皿(ドラえもんのやつ。なぜか毎年来る)ね。うんうん、子ども達喜ぶわね。
それと、なぜか冷凍食品のお好み焼きね。うん、これ、こっちでも買えるやつだわね。何で?
あとは……森町名物のいかめしね。うん、これはこっちでは買えない、かな? だとしてもいきなりなぜいかめし? 私別に好きでもないよ?
以上。
さぁーて、ここで問題です。
この中で私の『誕生日のお祝い』に該当するものはどーれだ?!
どれでもねぇよ!
いつものラインナップだよ!
もしかして現金でも入ってたり……? ってちょっとくまなく探してみたけど手紙すら入ってねぇよ!
おい、両親!!
それともアレかな?
「これでエッセイ1話分書けたでしょう? それがプレゼントよ?」って?
やかましいわ!
書けたけれども!
あっ、よく考えたら弟から来てない! 私はバースデーメール送ったのに! あんにゃろー!
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