第352話 やってみたいの!

 って、自作品のお嬢様ばりにね。ええ。私だってまだまだ好奇心とか枯れてないもんですから。

 いや、この『お嬢様』ですけど、あっというまに3作書きまして、ネタさえあればまだまだ書けるんだぜ! と息巻いておるところです。まだ第4弾は全く書いてませんが、カクヨムコン終了後もぼちぼち書いていこうと思っています。


 それはおいといて。


 そう、私のやってみたい、って話なんです。

 それがですね、もう読まれました? あれあれ、あの話。


 オレンジ11さんの『ミュゲ書房』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889794694


 ラノベ編集者がある出来事をきっかけに出版社を辞めて、祖父の書店『ミュゲ書房』にかかわることに――という話なんですけど、そのミュゲ書房さんがまた良いんですよ。ストーリーももちろん面白いんですけど、この書店自体が最高なんですよ。何でウチの近くにこんな本屋さんないんだよぉぉぉ!! 週5で行くのに!! って。


 さてさて、気になった方はぜひぜひ読みに行ってくださいね。まだ間に合います。まだ選考期間内ですから。で、そのお話の中で『ステンドグラスクッキー』というのを作ってましてですね。型抜きクッキーなんですけど、さらに真ん中に穴をあけてですね、その中に砕いた飴を入れて焼くと、その飴が溶けて、ステンドグラスみたいになる、っていうやつです。


 もう作ってみたくて作ってみたくて。


 で、作りましたよね。

 ホットケーキミックスで。ちょうどバターも卵もお砂糖もありましたし。


 作り方としては、


①クッキーの生地を作って冷蔵庫に入れる

②飴を砕く

③クッキーを型抜きする

④ちょっと焼いてから穴に飴を入れてもっかい焼く

 

 こんな感じ。簡単に言うと。


 ①は何とかなりました。ホットケーキミックスでクッキーを作るのは初めてじゃないので。さて、問題は②です。小粒の飴とかだったら砕かなくても良いらしいんですけど、残念なことにふつーの飴だったんですよ。ペコちゃんの棒付きキャンディだったら、薄いんで簡単だったんですけどね。もうふつーのやつしかなかったの。砕くっきゃない。ジップロック的なやつに入れて、一応タオルをかぶせて、ソフトハンマーでやるっきゃない。


 ちょっと、ねぇ、全然砕けないんですけど。

 かなりガンガンやってるんですけど全然砕けないの。

 これアパートだったら確実に「何事ですか?!」って大家さんが乗り込んでくるレベル。ここんの奥さん、真っ昼間からハンマー片手に何やってるのよ、って。いや、夜に持ってたらそれはそれで怖いでしょうよ。むしろ真っ昼間なら健全な感じするでしょうよ。


 それでも何とか砕きまして、味別に小皿に入れまして。

 さぁそろそろ③だ、と。

 よっしゃ型抜いてやるぞ、と。


 ラップを敷いてその上でやったんですけど、駄目ね。下にひっついちゃって。畜生! というわけで、クッキングシートにチェンジして再トライするものの、今度は生地がちょっと温まっちゃってもう!


 仕方ないのでもっかい冷やしたりなんだりして、ようやっと型を抜き、ちょこっと焼いて、さぁ、いよいよ飴を――


 固まってる!!!!


 おい、小皿の上でカチカチに固まってんじゃん!!


 まさかの展開なわけです。

 あんなに一生懸命砕いたのに?!

 そんなに元の姿に戻りたいの!?


 とまぁそんなドラマチックな事件もありつつも、どうにか完成しました。やったね! 


 本当は娘と一緒に作ろうと思ったんですけど、これは……飴を乗せるところだけだな。ちょっと色々難しすぎる。ちょっと飴の量が難しくて穴があいちゃったりしましたけど、何とかそれらしいものになりました。


 ご興味ある方はまずオレンジ11さんの『ミュゲ書房』を読んでからレッツトライ!!


 ちなみに、子ども達に食べさせてみたところ、大層喜んでくれました。ビジュアルも大ウケです。何かママの株が上がった気がします。

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