第271話 突っ込み大会
先日、お料理番組のことを書いたわけですけれども、そういえば、と思い出した話をひとつ。
いまって国内の番組だけじゃなくて、見ようと思えば外国のテレビ番組も見られるようになりましたよね。ウチでも子ども達のお陰というのか何なのか、ディーライフなるチャンネルの存在に気付いたわけです。ディズニー系のアニメとかそういうのが見られるんですよ。
でも、まぁ19時半くらいからですかね、ちょっとアニメの方が落ち着いてきますと、海外ドラマとかね、そういうのが始まったりして。私なんかはあんまり海外ドラマ見ない方なんですけど(唯一ちゃんと見たのが『フルハウス』くらい)、ドラマばかりの曜日もあれば、お料理番組を21時くらいまでですかね、やってる曜日もありまして。
宇部家でちょいちょい見ているのが、『マーサのお料理教室(あるいは焼き菓子教室)』と、『ブリティッシュ・ベイクオフ』。それ以外にもナイジェラの食卓がどうだとか、ナイジェルのシンプルキッチン(全くシンプルじゃない)だとか、ジェイミー・オリバーがどうだとか、っていうのもあるんですけど、それもごく稀に見たりします。
いや、もう特にこのマーサとブリティッシュ・ベイクオフは(我々夫婦の中で)突っ込みどころが満載なんですね。何ていうか、一週間の鬱憤やら何やらをここでの突っ込みで発散させる勢い。普通のバラエティ番組ですと、当たりはずれがありますので、めちゃくちゃ笑ってスッキリ出来る時もあれば、「アハハ……ふうん……うん、うん……」みたいな時もありますけど、これらは毎回安定して突っ込みどころを提供してくれるんですね。
まず、マーサですけど、こちらはもちろん高橋英樹さんの娘さんではありません。カリスマ主婦です、カリスマ主婦! 日本の料理番組しか見たことがない方は、まず毎回エプロンをしていないという部分に違和感を覚えるでしょう。ご安心ください、マーサの服が肉汁やらトマトソースやらで汚れることはありません。私は見たことがありません。大丈夫です。
あと、調味料関係は調理台の上に用意されていますが、マーサが自ら計量しつつ投入してくれます。例のちっこいガラスボウルに用意されておりません。さすがはマーサ、カリスマ主婦です。
ただ、きっちり擦り切ったりしない時もあります。ガバっと掬ってさーっと山を崩してダーっと入れる、みたいな。あと、いちいち量が多い。さすがは自由の国アメリカ。自由の国関係ねえ。
どうやらお友達を呼んで~のパターンが結構あるみたいで、一般家庭にそんなのある? って感じのオサレなお皿が登場します。あと、庭で育ててるハーブが高確率で登場します。えー、そこから始めなくちゃ駄目? 畑耕さないと。
マーサのお料理で面白いのは(個人的に)焼き菓子の方ですね。
もう一目で高カロリーとわかるようなお菓子をこれでもかこれでもかと作ってくれます。いや、お菓子は誰が作っても高カロリーになるとは思いますし、砂糖とか「正気か?!」って思うような量ぶち込まれるもんですけど、いや、これがですね、何でしょう、スケールが違うんですよね。私の中では料理番組界のハリウッドですよ。うわ、うわうわわ、さ、砂糖をそんな乱暴に……?! えええええそれバター? 豆腐じゃないよね?! などなど、キャーキャー言いながら見るわけです。
で、一般家庭にそんなもんねぇよ、みたいなケーキ台(?)に出来上がったものを載せてですね、「お試しあれ♪」とかいうわけです。試せるわけがなさすぎる。こんな小さな島国の一般家庭にはハードルが高すぎる。その上我が屋はホームパーティーとは程遠いタイプですし、ママ友も遊びに来ません。ママ友なんていません。
だけど、つい見ちゃう。マーサおそるべし。さすがはカリスマ主婦。
しまった、ブリティッシュ・ベイクオフのことほとんど書いてないじゃん!
よし、そっちはもう明日だ!
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