第268話 爽やかな朝の時間に申し訳ありません

 でも、どうしても書いときたかったことがあってですね。もうこの書き出しからしてUNKOがらみだな、ってお察しいただけたかと思うんですけど。


 いや、人間ドックのお話で書き忘れたことがあったんです。とはいえ当日のお話ではないんです。前日譚とでもいいましょうか。エピソードゼロ的な。


 検便なんですよ。


 さっきは『UNKO』なんておしゃれな表記にしたくせに、もう早速『便』とか書いちゃいましたけど。ローマ字=おしゃれという昭和の認識を捨てろ私は。


 ウチ、トイレが1階と2階にあるんですよ。で、これ言っちゃったら(書いちゃったら)もうほぼオチがバレちゃうんですけど、1階のトイレは自動で流れるんですね。


 だから何がなんでもそのKB(突然イニシャルにしてみる)の時は2階のトイレに行かなくちゃいけないんですよ。立った瞬間に流れちゃいますから。


 で、恥ずかしながら私はその朝の定期便(この場合の『便』の読み方はお任せします)がなかなか定期的にやってこないタイプでして。でもあれ、2日分必要なんですよ。

 旦那なんかは、前日と当日にサッと採って涼しい顔してるんですけど、こっちはそんなギリギリなことしてられませんので、予備日を設けるわけですよね。前々日から挑戦します。だって特に指定されてないんですもん。


 ただそれでも毎回何とかなってますんでね、あんまり身構えても良くないですし、自然にね、自然に……。


 って自然に1階のトイレに座っちゃいましたよね。


 そしてほんのり襲ってくる便意!


 いま『便意』をちょっとぼかして書こうと思いまして、『便意』って英語で何ていうんだろうって調べたら『convenience』って出てきたんですけど、ウチのPCさん、これ『便利』と勘違いしてませんかね。

 ていうかここまで『便意』『便意』って書いといていまさら何をぼかす必要があるのか。


 まぁ良いです。

 とにかく危機なんです。


 後から冷静に考えたらですね、あの専用の紙(便器の中に敷くやつ)も敷いてませんし、全然問題なかったんですけど、頭の中はこの採取クエストのことでいっぱいでしたから、もうパニックですよね。

 いっそこの『妖怪シリマルダシー』の状態で2階に移動するかとか、大丈夫、所詮6歳と4歳、見られたところで記憶には残るまいとかね、そんなことまで考えたりして。いや、尻はしまえ。


 そうだ、この自動の設定を切れば良いんじゃん! って天才的な閃きもしたんですけど、私にそんな操作が出来るわけもなく……。


 もう八方塞がりですよ。


 もう駄目だ。

 私の貴重なBはここで自動的に流れてしまうんだ……、と、もう絶望しかないわけですよ。



 で、数分後。


 結局、Bの方でも色々察してくれたのか、ほんのり襲ってきていたはずの『convenience便意』氏は、「また後日改めますね」みたいな感じで去っていきました。空気を読んだんでしょうかね。えっと、出来れば日を改めずに来ていただきたい。


 という、まぁ、私が脳内で騒いだだけで、ぶっちゃけ何も起こっていない、というお話でした。


 KBは結局何とかなりました。



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