第258話 中くらいといわれましても

 つい最近カレーの話を書いたばかりなんですけど、そういえばと思う話をひとつ。



 カレーって、何ていうか簡単な料理の代表的扱いといいますか、献立に困ったらカレーにすると言いますか、子ども達も好きだし、今日カレーで良いよね~?

 みたいなところあるじゃないですか。


 まぁ実際、あのルゥさえ入れときゃ多少の粗はね? みたいな部分もありますし、料理が苦手な人でもとりあえずこれくらいは、みたいな感じといいますか。


 でも実際は、皮を剥く、切る、炒める、煮る、っていろんな作業が詰まってるわけですよ。手順自体はまぁ簡単なんでしょうけど、煮込み料理ですからね、時間もかかりますし、食べ終わった後も、あの鍋とかね、洗うの大変だったりとかして。


 リクエストする方も、もうちょっとこちらの大変さをわかってほしいっていうかね。簡単ですけど、結構頑張ってるんですよ! 



 って、そんな話じゃないんですよ。


 野菜の量がね、あれいつも迷うんですよ。


 宇部家のカレーは一度にバー○ントカレーを半箱使うんですね。で、玉ねぎを1つ、人参を1本、じゃがいも3個、鶏肉かひき肉、ひき肉の場合はウインナーも、って感じなんですけど、サイトに掲載されているそれぞれの分量を見てみますと――、


【材料 ※12皿分】

玉ねぎ……中4個

じゃがいも……中3個

人参……中1本

肉……500g


 で、半箱の場合(6皿)は、それぞれ半量で、と。


 つまり、


玉ねぎ……中2個

じゃがいも……中1、5個

人参……中1/2本

肉……250g


 これがメーカーさんの『もっとも美味しいカレーを作るための量』となるわけです。ですよね? そりゃカレーのことばかり考えてる部署の方々が考案してるんですもんね? 


 まぁ、家庭の味ってものありますから、一概にはいえませんけど、でもまぁこれがメーカーさん一押しの配分なわけじゃないですか。


 となりますと、


玉ねぎ……-1個

じゃがいも……+1、5個

人参……+1/2本

肉……ほぼ±0


 玉ねぎのマイナス分をその他の野菜で補ってる感じとでもいいましょうか。ていうかじゃがいも多いな。あれか、北海道だからか。私が道産子だからか!? いやしかし、玉ねぎといえば北見市だ。北見だって立派な北海道なんだ。立派な北海道って何だ。


 いや、何が言いたいかといいますと、こんなでたらめな分量で作っても美味しく出来るカレーのルゥってすげえ、っていうのと――、


 そもそも野菜における大中小って何、っていう。


 さらっと『中』とか書いてるわけですよ。そりゃgも書いてくれてますけどね、いちいち計ります? 計りませんよ私は。ウチのはかり、デジタルのやつなんですけど、電池切れてますからね。計りませんっていうか、計れません。


 いや、小はわかるんですよ。なんかもうそのまま丸ごと素揚げして召し上がって? みたいなちっちゃいじゃがいもとかあるじゃないですか。玉ねぎもね、ペコロスとかね。あそこまでいけばもうまごうかたなく『小』ですわ。


 ただね、『中』と『大』の境目ですよ。

 まぁ、そこそこ大きいような気がしないでもないけど……いや、ギリギリこれは『中』……? みたいなやつあるじゃないですか。


 もし私の使っている玉ねぎが『大』なんだとしたら、『中』に換算すれば1、5個分とかかもしれないじゃないですか!

 じゃがいもだってもしかしたらウチのは『小』……いや、『小』は丸ごと素揚げサイズだから……『中の下(無理やり何か新しいのを作る)』かも。だとしたら1、5個多く使うくらいでちょうど良いかもしれないじゃないですかああああ!




 なんて、大声を張り上げなくてもね、ちゃんと解決策があるわけですよ。ちゃんとね。


 デジタルはかり用の電池を買ってこい。

 いっそ計って確かめろ、ってね。

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