令和元年10月

第224話 荒木先生に思いを馳せる

 さて、10月も始まりまして、よーし、今月も頑張るぞーってなもんです。


 そこでふと思い出すのは、荒木先生です。

 ご存知ですか、荒木先生。荒木飛呂彦先生です。新刊に著者近影的なものが載る度に「嘘だろ?」ってネットがざわつく、日本漫画界の至宝、荒木飛呂彦先生です。


 とはいえ、その代表作である『ジョジョの奇妙な冒険』につきましては、少々癖が強いので、名前とか、絵は見たことがあるけど、中身までは……、という方も多いのではないでしょうか。かくいう私もそのタイプでして、知ってはいるけど読んだことはなかったのです。ただ、小学生の頃でしたかね、入院すると、とにかく暇で暇で仕方なく、少女漫画は当時月刊のものしか知りませんでしたから、週刊のジャンプを渋々買ったりしてたんですけど、そしたらほら、そのどぎついタッチの絵ですから、何か怖いし、読むのやめよう、って敬遠していたわけです。


 が、やはり旦那の影響で大人になってから読むと、これがまぁ面白い。あれよあれよと全巻大人買いですから。


 けれども、内容についてはここでは触れません。

 今回語りたいのは、その生みの親である荒木先生なのです。


 この人、少なくとも私が小学生の頃から既に連載持ってたわけでして、ていうか、何なら私が産まれる前にデビューしてるんですよ。


 え、いくつ? って思うじゃないですか。ハウオールドアーユー?

 私の人生分、ずーっと漫画書いてて、もちろん現役で、しかも売れてるんですよ。

 

 あのね59歳ですって。

 おかしいですよ。

 お肌、ぷりっぷりなの。

 髪もね、ふさふさなの。


 彼のお話にね、『石仮面』っていうのが出てきましてね、それを被ると吸血鬼になれるんですけど、これ完全に被ってるよね? ってネットがざわつくほどの若さなんです。


 それで、その見た目以上に何が怖いって、荒木先生の生活スタイルです。


 良いですか、漫画家さんですよ。

 漫画家さんっていつもいつも締め切りに追われてひいひい言ってて、もう徹夜何日目? ってイメージありません? 私はあります。

 しかもね、荒木先生、いまでこそ月刊誌ですけど、週刊連載でしたからね?


 徹夜はせず、毎朝10時に起きて、日曜にネームを作って、月~木曜に作画をして、金・土はお休み(もしくは取材)※Wikipediaより らしいのです。


 いや、これでね?

 ヘタウマみたいな画風っていうか、そういうのならわかる。

 いや、あの描き込みの多さで?!

 そんなこと可能なの?!

 荒木先生だけ1日48時間くらいない?!


 それでいて、締め切りを破ったこともないと聞きましてね、ああもうこりゃガチで吸血鬼でござる、漫画に特化した吸血鬼でござる、なんて思った次第でございまして。


 そんな荒木先生の偉業に比べたらね、こんな駄エッセイなんて屁でもねぇってね。


 そんなことを考えてつつ、10月、スタートです。

 こんなこと書いといてネタが切れたらごめんな!

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