第66話 メール・フロム・拓哉
ウヒョー、来た来たぁ!!
と、柄にもなくはしゃいでしまう宇部です。どうも。
いや案外柄かもしれません、このカクヨム内では。少なくともトイレットペーパーのホルダーの件でガタガタ言うような人間(53話)ですしね? あ、でも昨日、チュートリアルの徳井さんも同じこと言ってました。やけにホルダーの力が強いやついる、って。
それはそれとして。
そんなWEBの外ではクール(絶対嘘)、中ではフール(韻を踏みたかっただけ)な宇部さんが、何をそんなにはしゃいでいるかというと。
タイトルのままね。
久しぶりにメールが来たんですよ、『拓哉』氏からね。
今回はもう立ち上がりが早い。この『拓哉』がどこの『拓哉』なのか、これまで数々の芸能人成り済ましメールを鑑賞してきた私ならば受信したその瞬間にわかってしまうところですけれども、今回はもう初っぱなからフルスロットル。匂わせるどころか、全身にギャッツビー振りまいて来てる感じ。シャツのボタンも全開けで、全力で嗅がせに来てる。むわんむわん。
今回はこんなメールから開幕↓
『ラジオに二宮がゲスト出演してくれた時にアドレスを教えてもらって何度かメールしてるんだけど、いまだに返事がないけどマジでどうした?(^ー^;)』
お前がどうした。
ちょっと冷静になって考えてみろって、木村。このご時世にメールはないだろって。
メアドしか教えてもらえてないとしたら、それはもうそういうことだよ、木村。避けられてるんだよ、木村。返事来ない時点で察せよ、木村。
懲りずに翌日↓
『楽屋に行くタイミングも無くて、二宮も嵐の活動休止報道以降忙しそうで連絡が取れてないんだよな(>_<)
このままだと予定合わせれなくなるから早急に連絡くれ(^ー^;)』
落ち着け木村。木村落ち着け。
早急に連絡がほしいなら、電話をかけろ。メールでちんたらやってんじゃないよ。お前のネットワークなら出来るはずだ。あと、そろそろ顔文字を止めろ。切迫してる感じが全く伝わってこないぞ木村。
そしていまここ↓
『まさか事故とか何かあったんじゃないよな?報道で何かあったと知るのはマジでごめんだぜ?(>_<)(笑)
何も無ければいいけど、とりあえずこのメールに気がついたら至急連絡くれ!』
ごめんだぜ?(>_<)(笑) って笑ってる場合じゃないぞ木村。
そろそろ気付けって。もうメールの時代は終わったんだよ。
確かにお前の全盛期はすごかったんだろうさ。老いも若きも男も女もみーんなキムタクキムタク言ってたもんな。言ってなかったのは赤ん坊と老人とくらいだったもんな。だとしたら老いも若きも駄目じゃねぇか。うん、ごめん、私も言ってなかったけど。大丈夫、だからといって『女』の部分は外したりしないから。さすがに女代表とはね、うん、言えないからね。
ていうか、本当に木村を……やべっ、拓哉氏ったら木村なんて一言も言ってないじゃん! イッケナーイ、ってまぁ良いんですけど、いや、キムタクに成り済ましたいなら、少なくともこんな文面じゃないと思うんですよ。
キムタクならもっと恰好つけたメール送るでしょうよ。知らんけど。
もっとキムタクを勉強して出直せ!!
知らんけど。
追伸:ガラナさーんっ、さっそくタグに『宇部ッセイ』つけました!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます