応援コメント

第四十一譚 《季節》の姫君は彼を愛す」への応援コメント

  • クワイヤさんが、セツを愛するのは調停者だとか季節懸りとは関係ない、と断言するところが素敵ですね。
    セツは生涯クワイヤさんを護るのだろうし、ふたりはずっと一緒にいるのだろう、そうであって欲しいなあ……と想像しました。
    《冬》も魅力的な存在ですね。睡魔に襲われている姿を見て、このひとも重荷を背負っていたんだなあと気づかされました。新しい《春》に土地を任せてゆっくり眠れることになってよかったです。

    作者からの返信

    重ね重ね、丁寧に読んでいただき、ありがとうございます。物書き冥利につきます。

    ふたりの関係は完結されたものだとわたしも想います。それでいて、水平ではない。均等なものではない。その愛の線は傾いている。どちらが重い、軽い、ではなく質の問題で。或いはだからこそ、綺麗に完結しているのだと……そういう、複雑な愛のかたちを書けたこと、ちゃんと読んで受けとめてくださる御方がいること、ほんとうに幸せだなあと思います。

    《冬》はたぶん、昔の《春》が好きだったのだと思います(n*´ω`*n) だからいまの《春》のことは彼女のわすれがたみ、娘のように想っていることでしょう。

  • こんばんは、夷也荊です。異世界ファンタジーが苦手な小生が、何故、ここまで御作に心打たれるのか。ずっと疑問でした。それはただ美しいからだけではなく、慈悲深いからだと、ようやく答えが出ました。冬が大半を占めているのに、御作は暖かい。そして素晴らしいです。

    作者からの返信

    夷也荊さん いつも拙作をお読みいただきまして、真にありがとうございます。慈悲深い…なんと勿体ないお言葉でございましょうか。みずからの書いた物語にたいしまして、そのように有難いお言葉を頂戴したのははじめてのことですので、恐縮致しております。まして、異世界ファンタジーを苦手とされている御方に読んでいただけるなんて……これほど作者冥利につきることはございません。

    冬から春にむかうこの時期に掲載でき、夷也荊さんのような素敵な読者様に読んでいただけたこと、ほんとうに有難く存じます。