応援コメント

第三十七譚 《季節》懸かり」への応援コメント

  • ずっとこのお話の結末が気になっていました。セツとクワイヤさんがどうなるのか気になって……。じっくりと楽しませていただきますね。

    今回、明らかになった様々な真実が衝撃的です。春は自分を殺した町の人たちを護っていたと……。そこに大きな苦しみが伴うのに。
    ハルビアの背負った宿命にも驚きました。贄というより、春が死に瀕していたから、ハルビアが命を削られることになったのですね……。
    「稀に人を地域とさだめる季節がある」この神秘的な関係にとても心惹かれます。

    このお話の主要人物はみんな優しいですね。美しい物語であると同時に、根底に深い慈しみがあるところがすごく好きです。

    まっすぐに辛い話を聞いて、春のために涙をこらえるセツが、とても魅力的です。普段は優しくのんびりした感じなのに、ときに精悍になったり、感傷的になったり……。すべてがかっこよすぎて理想の男性です(*∩ω∩)

    作者からの返信

    おやすみになっているところ、わざわざ読みにきてくださいまして、まことにありがとうございます。こころにとどめていてくださったというだけでも嬉しいのに、暖かい御言葉の数々を頂戴し、感謝するばかりです。

    季節はひとを愛する。それゆえに美しく、また哀しい。
    そうしてひともまた、ひとを愛する。誰もが誰かを愛しく想っているがゆえに悲しみ、苦しむのだろう。――すなわち「愛」というのがこの小説の根底にあるものです。実は「愛」を題材にしたものは、わたしの小説ではめずらしかったりするのですが、そのあたりを汲み取っていただけてほんとうに嬉しいです。

    セツのことをそのように愛していただきまして、重ねて御礼を申しあげます。セツは一貫したものがあるからこそ多面性のある人物として書きあげました……というよりは自分で動いて、自分で選んで、物語に寄り添いながら進んでくれた人物です……(n*´ω`*n)
    またいつか、彼の旅路を書きたい。と強く想います。

    編集済