第23話パーティーメンバー
後日顔合わせで残りのメンバーとあった。リムを入れて5人のパーティーのようだ。
戦斧使いの大柄の男。ガイ、見た目通りのパワー系。身体強化に特化してるそうだ。歳は26。筋肉の化身と言わんばかりの図体にさわやかフェイス。裏方を任せるべきだろうか。
魔術師のスロート、ガイの真逆のような男だ。エルフで細身、こちらは攻撃魔術を主体とするそうだ。年齢は秘密らしい。可愛い系のイケメン、給仕だなこれは。
弓使いで探索が得意なミル、年齢は21・・・らしい。主観で言うとどう見ても小学生です。10歳児くらいにしか見えません。探索について聞くと、ゲームなんかでいうシーフのようだ。罠を見つけたり、仕掛けたり。偵察と狙撃手といった所だろう。こいつも給仕だろうな。
最後にヒーラーと付与魔術を得意とする、レイナ。歳は15・・・こちらは逆に大人びすぎててその年齢に見えない。170近い女性としては長身なせいもあるだろう。印象としては凍りつくような美人だ。難点は口数が少ない事だろうか、まあ裏でガイと組ませてやれば問題ない。
報酬としては契約中は宿として一部屋ずつ貸し出す事。小銀貨を月1人辺り15枚。一日2食の食事だ。
銀級を雇うと思えば破格なのだろうが。家の食事は比較的高い。だいたい1食で通常の2.5倍、酒は8倍程度だろうか。何故この値段設定なのかと言うと、他の店への被害が少ない様にだ。客層を分ける事で一般的な食堂の客足は大して変わっていない。
客の大半は稼いでいる冒険者か金持ちの家の人間だ。
因みにパーティーメンバーから製法が漏れる可能性だが、非常に少ないと判断した。まず、ギルド長のはからいでギアスという契約魔術を使った。これはいかなる方法であろうが、俺の秘密を流せないと言う物だ。ペナルティーは呪いという形で様々な事が起こるそうだ。最悪の場合死との事。
人となりもギルド長の言葉が本当なら信用できる奴等だろう。まぁギルド長自体をある程度は信用してはいるが・・・完全に信用して良い者などこの世どころか、あの世にすら無いってのが俺のスタンスだ。
だが、そこそこ安全を確保したと言えるだろう。借りた家が無駄に広くて助かった。
雇った初日に鼠を捕まえた。3匹もだ。思った以上に優秀だったようだ。
さぁ尋問を始めようか。
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