第1話 退鬼師と鬼
(……あれ? おかしいな……)
目の前に広がる夕焼けに、十代半ば頃の少女――
つい先ほどまで、自分を含めた孤児達が暮らしている児童養護施設で晩ご飯の準備をしていたはず。
桜が来年度から退鬼師の前段階である『退鬼師候補生』の受験に合格し、その祝いをしようと皆が張り切ってくれていた。
なのに、何故、夕焼け空を見上げているのだろうか。
そもそも、自分は何故、固い地面の上に寝ているのか。
十月中旬の、やや冷たくなった風が横たわる体の上を滑っていく。
「いっ、た……」
起きるために体を動かそうとしたが、少し捻っただけでも激痛が走って動けない。
なんとか視線だけを動かして隣を見れば、先ほどまではなかったはずの無数の瓦礫が散乱していた。元々、何が建っていたか原型が分からないほどに。
瓦礫の合間には見慣れた子供の姿もあったが、誰もがぐったりと横たわっている。
「美樹……翔、馬……な、お……」
見えた姿の名前を呼ぶも、声は思っていたよりも掠れ、届いているか怪しい。三人とも、ぴくりとも動かないままだ。
酷い怪我をしているが無事なのだろうか。何が起こってこんな状況に陥っているのか。
様々な疑問が新たに浮かんできて、そこで漸く、記憶が途絶える前の出来事がフラッシュバックした。
準備で賑わう広間。小学校低学年の小さな子達は、朝から作っていた飾りを壁などに貼り付けていき、施設の職員が微笑ましそうに眺めながら調理に取り掛かろうとしたときだ。
突然、鳴り響いた警報音。命の危険を知らせる音に、笑顔だった子供達の表情は一変。恐怖で引きつり、泣きながらその場にへたり込む子供もいる。
桜を含む年長組の子供や職員はすぐに避難しようと動くも、窓の外に見えたものに愕然とした。
黒い靄のようなものが窓の外を覆っている。そして、その中に浮かぶ二つの丸く赤い目が、中にいる桜達を捉えてぎらりと輝いた。
「お、『鬼』だぁぁぁぁ!!」
誰が叫んだか、認識する暇もなかった。
悲鳴の直後、施設の壁が砕かれ、何人かが飛んできた破片にぶつかる。
それを皮切りに、誰もが恐怖に飲まれて我先にと出口へと駆け出した。
転けて動けなかった子供は職員や年長者に抱えられ、桜も泣きじゃくる少女の手を引いてやった。
天井が崩れてきたのを見て少女を突き放した直後から、桜の記憶は途絶えている。
自分は今、辛うじて助かっているようだ。
しかし、瓦礫に当たったであろう頭は激しく痛み、呼吸もしづらい。助けがなければこのまま死んでしまう。
(ああ、私……もう死んじゃうのかな……)
その時、瓦礫の向こうから地鳴りのような咆哮が辺りの空気を揺らした。施設を破壊した鬼がまだ近くにいるようだ。
鬼を討伐するために退鬼師を目指していたというのに、その鬼によって命を終わらせてしまうのか。
桜は悔しさから奥歯をぐっと噛みしめる。
「だ、れか……」
まだ死にたくない。やらなければいけないことが残っている。
目の前で切り裂かれた両親の姿がフラッシュバックした。
両親の血を浴びて愕然とする幼い桜を見て、鬼の中でも“異端”とされる鬼はにたりと嗤った。
(あの鬼は、まだ生きてる……! だから……!)
両親を殺めた鬼が生きていると直接聞いたわけではない。ただ、助けてくれた退鬼師の会話が聞こえたのだ。
――斬った瞬間、鬼が器から逃げた。
鬼は自然界の物質に憑依し、異形の怪物へと変じる場合がある。また、稀に生き物に宿ることも。
あの時、鬼が宿っていたのは成人男性だった。彼は鬼の盾にされて亡くなり、寸前で男の体から逃げ出した鬼は行方を眩ませたのだ。
だからこそ、桜は退鬼師を目指すことにした。いつか両親を殺めた鬼を見つけ、自分の手で討つために。
しかし、体は相変わらず動かせず、声も張り上げられない。
どうすればいい、と自問していると、すぐ側の瓦礫の上から嫌そうな声がした。
「うわ、最悪めんどくさ」
桜の視界の隅に、瓦礫の上に現れた黒いショートヘアーの少年と思しき姿が入った。中性的な綺麗な顔は言葉どおり、「厄介なものを見つけた」と克明に表しているが。
少年の鳩尾よりやや下までを隠す黒いケープが風を受けて靡く。捲れたケープの下から見えたのは、黒と白を基調とした軍服に似た意匠の制服。また、ケープの胸元には、幾重もの花弁が重なった桃の花の紋章が控えめに施されていた。
桜は少年の服装が意味するものを知っている。むしろ、知らぬ者はいない。
(退鬼師……)
彼らこそ、この世界で唯一、通常では傷さえつけられない鬼を討つことができる者達だ。
見つけてくれた彼は助けてくれないのかと思っていると、後ろから新たな青年が現れた。
「
「うん。何人かね」
服装は同じだが、「柊矢」と呼んだ少年よりも年上に見える青年だ。しかし、柊矢に敬語で返されていない辺り、もしかすると同年か歳下かもしれないが。
柊矢はあっさりと返すと、瓦礫の山から飛び下りて桜の傍らに片膝をついた。翡翠色の瞳は感情の揺らぎを少しも見せず、淡々と桜の状態を観察する。
やや遅れて、もう一人の青年も瓦礫の上から軽やかに地面に着地すると、こちらは感情を露わに……痛々しそうに歪めた。
「出血が酷いな……。治療班呼んでくるから、お前は止血しててくれ」
「えー。めんどくさ」
「それでも退鬼師か! まだ生きてんなら、助けるのが俺達の仕事だろうが!」
助ける気が微塵も見えない柊矢に対し、青年は一喝してから左耳に着けたインカムに手を当てた。他の場所で救護活動をしている治療班を呼ぶためだ。
退鬼師は鬼の討伐専門の戦闘組織だが、討伐だけでなく怪我人の治療、事後処理も行う。
「仕方ない。……手は使える? これ押さえてて」
「は、い……っ!」
青年に言われた柊矢は、取り出したハンカチを裂いて手早く止血していく。頭部の傷には布を強く押し当て、他の作業をするためにも桜に押さえさせた。
治療班の姿はまだ見えない。思ったよりも被害は大きいようだ。
柊矢は腰に着けていたホルスターのポケットから、十センチ程の銀色の角棒を取り出した。横についているボタンを押すと、半透明の薄緑のディスプレイが光で作り出され、通り抜けそうな映像にそっと触れて操作する。
桜の方からはディスプレイに小さな四角い枠がいくつか出てくるのが見えるだけで、何が書かれているかは分からない。
「……ああ、これかな。『瑞樹桜』さん。どうする? 死にたい?」
「えっ?」
柊矢が見ていたのは、この近辺に住む人のリストだ。
退鬼師は町の役所が作成した住人のリストを顔写真付きで見られるため、鬼絡みの事件があった際の被害者の特定などに役立てている。
だが、桜は柊矢が見ていたものが何かを知るよりも、掛けられた言葉に思考が停止した。
「まだ安心しないほうがいいよ。死ぬかどうかの瀬戸際なのは変わらない。死にたいなら気を抜いてもいいけど」
「っ!」
前置きもなく現実を突きつけられ、桜に再び緊張が走る。
体の痛みがさらに強くなった気がした。流れる血の量が多いのか、体の末端がひんやりとしているように感じる。
柊矢はじっと桜を見下ろしており、先に投げかけた質問に対する答えを待っているようだ。
「いや、です……」
「何が?」
「死にたく、ない、です……!」
声を必死に絞り出し、答えを出した。
まだ成し遂げていないことがある。それを果たさずには死ねない。
思わず涙が溢れ、視界がぼやけた。
柊矢が僅かに安堵の息を吐いたが、死ぬかどうかの間際に立たされている桜に気づく余裕はなかった。
「わ、たし……まだ、退鬼、師に、なる、前……だった、のに……!」
それまで無反応だった柊矢が、「退鬼師」という言葉に微かに反応した。
彼は、周囲にいた子供達を見ている仲間を一瞥してから桜へと視線を戻す。
彼女が気づいているかは分からないが、頭部の出血以外に、大きなガラスの破片が腹部に刺さっている。治療班が到着したところで、手当てが間に合うかは微妙なところだ。
「まだ、仇も、討てて、ない……のに……!」
「……そう。じゃあ、俺が叶えてあげる」
感情の読めない表情で淡々と言うと、柊矢は腰に携えていた野太刀を少し抜く。銀色の刀身が、夕陽を受けて反射した。
何をするのかと桜が視線を向ければ、覗かせた刃を躊躇うことなく左手で掴んで掌を切った。
忽ち血が溢れ出したが、柊矢は痛みを感じないのか顔色ひとつ変えず血を口に含んだ。
そして、桜の胸倉を掴んで引き起こすと、頭の後ろに右手を回してそのまま口づけた。
「っ……!?」
口づけられた衝撃はもちろん、口内に流れ込む鉄臭い味に思考が停止した。
すぐに我に返って柊矢の胸を押して離れようとしたが、骨を折っているのか激痛が走ってそれも叶わなかった。
「おい、柊矢! 何してんだ!?」
柊矢の向こうで先ほどの青年が驚きの声を上げる。
だが、柊矢は構うことなく唇を離すと、桜の上体を右腕で抱えたまま左手の人差し指と中指を立て、口元に当てて唱えた。
「――汝、我が血の契りにおいて、“彼岸”を討ち破る
左手を桜の体の少し上で払うように振る。
直後、血が触れた箇所が、血が通った喉が焼けるように熱くなった。息が詰まり、呼吸がままならない。飲まされた血が全身を駆け巡るようだ。
苦しさに足掻く桜の耳に、柊矢の懇願にも似た言葉が届いた。
「生きたいなら死に抗って。生きたいなら俺の手を掴んで。そしたら、面倒だけど生かしてあげる」
苦しさの中、うっすらと目を開けて柊矢を見た桜は疑問に思った。
何故、柊矢が悲痛な顔をしているのだろうか? まるで、自分の言葉に従って欲しそうな顔を。
だが、理由を問う前に、見えない力の波が体の末端から胸元まで駆け上がったことで、桜は再び目を固く閉ざした。
「っ、うっ……! ……かはっ!」
真っ暗な瞼の裏で、光と共に無数の桃色の花弁が散った。
水面から顔を出したように息を大きく吸い、目を見開く。
その瞬間、柊矢は血が流れる左手で刀を半分ほどまで抜いた。傷が柄と擦れて痛みが走ったが、顔は歪めずに唱える。
「桜、
桜の鎖骨の下辺りに付着した血液が皮膚に溶け込んだ。変わりに、桃の花の模様が浮かび上がり、淡く発光し始める。
柊矢が抜いた刀身から桃色の花弁が渦を巻いて溢れ出し、桜の全身を包み込んだ。
やがて、花弁が刀身に吸い込まれていくと、柊矢はゆっくりと立ち上がる。桜の姿は消えていた。
しかし、柊矢は気に留めることなく、左手で持っていた刀を右手に持ち直して一気に引き抜く。
銀色の刀身が、一瞬だけ淡く光を放った。
「さぁ、お望みの『鬼退治』の時間だよ」
いつの間にか、目の前には一体の巨大な化け物がいた。
柊矢の二倍以上もある筋骨隆々とした体躯は赤く、腰にはボロボロの布が巻かれている。低く唸りを零す口元からは牙が突き出し、無造作に伸びた髪から覗く鋭い目は血のように赤くぎらついて柊矢を見据えていた。額から伸びた長い二本の角は先の方の表面だけ欠けており、激しい争いを繰り広げてきたと物語っている。
人々が「鬼」と呼び、恐れている化け物だ。
「へぇ、もう残り一体? 俺じゃなくても良かったんじゃないの? これ」
『五蓋』という五つの種類に分けられた鬼には、それぞれ体色以外にも特徴がある。
今回の赤い鬼は、腕力やスピードなどは鬼の中でも平均的だが、複数個体で現れることがほとんどだ。報告でも二体と聞いていたが姿はなく、他の退鬼師によって既に倒されているのだろう。
柊矢は僅かに身を屈ませ、膝を伸ばす反動で地を強く蹴って跳び上がる。
「――退鬼、
上体を捻って刀を後ろに引き、迫った鬼めがけて横一閃に振り抜く。
刃の軌跡から真っ白に輝く光の刃が放たれ、鬼を両断した。
野太い悲鳴を上げ、鬼の体が斬られた断面から風化して消えていく。
近くの瓦礫の上に着地した柊矢は鬼を見ることなく背中を向け、桜が寝ていた場所へと戻った。
そこに桜の姿はないものの、代わりに仲間の青年が立っており、柊矢を険しい表情で見据えている。
「お前、何したか分かってんのか?」
「煩い。同意はある」
「はぁ!?」
青年の責める言い方に、柊矢も苛立ちを隠すことなく返した。
柊矢は喧嘩腰の青年を無視して、抜いたままの刀を鞘に半分ほどまで戻す。そして、「
花弁は柊矢の目の前で渦を巻き、それが収まる頃、中から現れたのは傷が消えた桜だ。ただし、髪色は銀に、瞳の色は紫色へと変わっているが。
桜は地面に座り込んだまま、何が起こったのか理解できずに目を丸くしている。
「はい、ご苦労様」
「え……?」
「まだ痛いとこでもあるの?」
綺麗に口元に笑みを浮かべた柊矢は、桜を見下ろして労いの言葉を掛けてやった。
一方の桜は、痛みについて問われたところで、漸く体の痛みが引いていると気づいた。流れていた血も止まっているどころか、傷がある気配もない。少し動かすだけで激痛が走った体もなんともなかった。
ただ、桜は視界の隅に入った自身の髪に愕然とした。
「な、んで、銀色に……」
桜の髪は黒かった。変色していれば驚くのも当然だ。
すると、目の前に立つ柊矢がさらりと言ってのけた。
「当然でしょ? 君はもう人じゃないからね」
「……はい?」
「『
とても鼻につく言い方だが、彼が口にした単語は知っている。
神威とは、退鬼師が鬼を討伐する際に必要な特殊な力であり、戦闘時には『
神威には基本的に火、水、地、植物、雷、大気の六つが使われているが、ごく稀に生き物自身が神威となるケースもある。
桜が唖然としていると、柊矢は自身の鎖骨の下を人差し指で軽く叩きながら言った。
「契約印、今は見えないだろうけどしっかり出てるから、また確認してみれば?」
「えっと、あの、『叶えてあげる』って言うのは……」
他力本願ではあるものの、確かに柊矢はそう言って自らの血を飲ませてきた。
手段についても色々と物申したいが、今はそれよりも彼の口約束の確認が必要だ。
すると、柊矢はいけしゃあしゃあと言ってのけた。
「誰も『退鬼師にしてあげる』とは言ってないよ」
「……え?」
「退鬼師だろうと神威だろうと鬼を討つのは同じでしょ。それに、退鬼師になろうとしたら最低二年は掛かる。それをパスして鬼を討てるようになったんだから、結果オーライ。むしろ感謝してほしいくらい」
「どこの悪徳商法ですか!」
すらすらと述べる柊矢には、後悔や反省の色は微塵も感じられない。
縋ったのは自分自身だが、招いたのは他でもない柊矢だ。
桜が抗議の声を上げるも、柊矢はやはり涼しい顔のままで返す。
「『お金』は取ってないよ」
「『人生』は取ってるだろーが!」
桜の代わりに声を上げたのは、一部始終を見ていた青年だ。
柊矢は側にいた彼を「煩い」と言わんばかりの嫌悪剥き出しの顔で一瞥すると、重い溜め息を吐いた。溜め息を吐きたいのは桜のほうだ。
「面倒くさいなぁ。もう契約しちゃったんだからしょうがないでしょ。なに、契約破棄して死にたいの?」
「ひでぇ既成事実だな」
「えっ。死ぬってどういうことですか!?」
「その人が言ったでしょ。『人生は取った』って。君の人としての生は終わり。今の君は言わば『精霊』に近い存在だよ。羽はないけど」
「そ、んな……」
後先深く考えなかった桜にも非はあるかもしれない。だが、あの状況で、死を覚悟していない人間がすんなりと死を受け入れられるのか。
しかし、どちらにしても人間とは別のものになってしまったのなら、あの場で死んだのと同じだ。
愕然とする桜を見てか、柊矢は小さく息を吐くとどこかへと歩き出した。
「詳しいことは、面倒だから本部に帰ってする。行くよ」
「おい。まだ修繕が終わってないだろ」
「彼らだって退鬼師だよ。ここは“彼岸”とはまだ距離があるみたいだし、余裕でしょ」
「いや、まぁ、確かにそんな強くはなかったけどよ……」
現世と鬼が棲む“彼岸”を隔てる不可視の川――『境界川』。場所によって川幅は異なり、川を確認できるのは退鬼師のみだ。
そして、鬼は同じ五蓋でも、“彼岸”との距離によって強さが異なる。川幅が狭いほど、鬼は強いものが出てくると言われているのだ。
今回、出現した鬼は柊矢の一撃で倒れている辺り、さほど強いとは思えなかった。
「はいはい。面倒だからもうおしまい」
「おい!」
「ほら、行くよ」
「あ。でも、皆が……」
催促する柊矢だったが、桜には気掛かりなことがある。
退鬼師達が運んでいる、施設の子供達や職員だ。せめて、彼らが無事かどうか確かめておきたい。
しかし、柊矢は深い溜め息を吐くと呆れを滲ませて言う。
「君の今の姿を見せたいの? 言っておくけど、目の色も変わってるよ」
「…………」
同じ目に遭ったと言うのに傷一つない体。そして、変色した髪や目。
何事かと思われるのは間違いない。
だが、説明すれば分かってもらえるはず、と口に出そうとした桜を制したのは、未だ名前を知らない青年だった。
「神威の霊力ってのは、一般人にとっちゃ未知の恐怖の塊なんだ。特に、鬼を見た後はな。気になるのは分かるが、落ちついてから顔見せてやれ。全員、無事だから」
「……分かりました」
怖がられて二度と近寄れなくなるのは嫌だ。
それならば、今だけは我慢して、折を見て話をしたほうがいい。
渋々了承した桜に、柊矢は満足したように頷いた。
「聞き分けが良くて結構。じゃ、よろしくね。神威さん」
「それに関しては納得してませんけどね!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます