疾走感が素晴らしいアクション映画のようでした。

表面的には穏やかな日常が描かれるなか、様々な視点で描かれたシーンがゆっくりと収束をしていきます。そして徐々に盛り上がっていく物語。思わず先を読みたいなぁ、と仕事の昼休みに読んだことを少し後悔致しました。

加速度的にそのスピードを上げる物語は一度読者に深呼吸をさせる様に一拍の間を置いてから、最後まで疾走し続けて行きます。

短編を読むことが多い私ではありますが、途中で手を休めることなく最後まで楽しく読み続けることが出来ました。
是非、私のつたないレビューを読み進めて頂いた方にはこのレビューの下のタイトルに触れて頂ければ幸いです。



以下は私の単純な感想です。レビューではないよなぁとは思いつつもダラダラと。

序章、様々な視点から描かれるシーンは何故か私的にPulp Fictionの様だなぁと感じちゃいました。読了後、欲を言わせて頂けるならもう少し魅力的な登場人物の背景などを掘り下げてくれたらなぁ、等とまで思ってしまいました。

作者様より「正直ジャンルが分かりません」との事でしたが、色々な要素をぶち込んで作り上げた夢満載の「お子様ランチ」的ごちそうでありました。

非常に美味しく頂きました。
ご馳走様でした!