第4話 虚ろなコノヨ
最後に見た景色は荒れた部屋。しばらく手入れのされていない顔。涙を流しながら首を絞めた父さんの顔。うちは
うち「うちはどうなったん?あ、そうだ。死んだんだ。首を絞められて。実の、父に」
首の痣をなぞる。死の瞬間を思い出し、気分が悪くなっていく。
女神「だ、大丈夫ですか?」
うち「う、うん。ところで、誰ですか?」
女神「私は地球の担当である、神です。」(二話参照)
うち「神さんですか。それで何がしたいんです?」
女神「(あいつと似た反応しやがる。)貴女は死ぬ際、『復讐する』と心の奥底で願われました。ですので神の会議にてその願いを叶える為話し合い、結果貴女に能力を与える事になりました。」
うち「うち、そんなこと思った事無いって!」
女神「そんな事は無いでしょう?母親が死んだのを自分のせいにされ、日々暴力や暴言を吐かれ、そして最後にはその父に…」
うち「もうやめて!私に、私に出来る事なら何でもしますから。」
女神「ではこちらへついてきてください。貴女には二人の味方がいます。なのでその二人と復讐方法について話し合ってください。」
うち「…はい。」
言われるがまま部屋に案内されると、一人の男性は熟睡しており、もう一人の女性は頭を抱えてあきれている。
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