まずは、調べる
なにはともあれ、まずはどんなルールでファイルを準備しなければならないのかを、調べることから始めます。
どういうルールで、ファイルに書いていかないのかとかもですね。
なんらかのプログラミングをやってみたことがある方なら分かると思うんですけど、ルールに従って書いていかないと、ちゃんと動かないんですよね。
単にテキストを書けばいいと言うものでもなく、文字コードや改行コードにも種類があって、ちゃんと適した物を選ばないといけない。
昔は、ウェブサイトでも文字コードの違いで文字化け、なんてこともわりとあったのですよ。
MacからWindowsに送ったファイルが開けないとかも。
まあ、ちゃんとリーダーが読んでくれるルールで書かないといけないわけです。
ルールに従うには、ルールを知らなければなりません。
なので、まずはウェブ検索です。便利なものです。
ところが、検索ワードの選択を間違えました。
私の意識として、「フィックス型でなく、リフロー型にしたいんだ」というのが強かったんですよね。
なので、検索は「epub リフロー 作成」という形で、「リフロー」をきっちり入れてたんですよ。
おかげで「○○を使用する」とか「作りますよ」っていう、私の希望とは異なる結果に……。
後からどんな検索結果になるのか試してみれば、「リフロー」を入れない方が、望む検索結果に近かったんですよね。
「リフロー」を入れたまま、「作成」を「構成」とか「リファレンス」にしても、芳しい結果ではなかったのに。
それでも、どうにかこうにか『電書協 EPUB 3 制作ガイド』に辿り着くことができました。
サンプルのepubファイルも入れてくれていたので、そちらの拡張子をzipに変えて、解答したものの中身や、Pagesからepub出力したファイルの中身なんかともにらめっこしつつ、読み進めていきます。
『電書協 EPUB 3 制作ガイド』もあくまでガイドなので、ここは何を指定しているところだよ、どういう指定ができるよ、この指定はNGだよということは書かれていません。
それでもまあ、どんな指定項目があるのかは分かりますので、そこからまた再検索したりで、乗り切れます。
『電書協 EPUB 3 制作ガイド』を読んで思ったこと、その 1。
コミックみたいな画像オンリーのフィックス型作るの、すごく面倒くさい。
①全ページの画像を用意します。これはわかる。
② 1ページずつ、画像を表示するためのxhtmlファイルを用意します。画像Aを表示するためのA.xhtml、画像Bを表示するためのB.xhtmlって感じで。私なんかは、なんでわざわざって、思ってしまいます。
③設定ファイルに、画像ファイル、xhtmlファイル両方の場所と種類を示す指示を書き込みます。私なんかは、どうして両方って思ってしまいます。xhtmlファイルに画像の場所も書いてあるのにって。
④設定ファイルにページの順番に、どのファイルを使用するのかを書き込みます。使用するファイル全て書き出した後に、もう一回ですよ。しかも、見開きの時に左右どちらのページに表示するかを全部指定。
すっごく、面倒じゃないですか?
画像ファイルを連番で準備して、最初が左右どちらか指定するから、後は番号順に勝手に表示してよ、なんて思いました。
まあでも、決まってるので、連番で画像ファイルを用意して、全何ページかを指定すれば、後はやってくれるプログラムを書いてしまえば、それで終了な気もします。
『電書協 EPUB 3 制作ガイド』を読んで思ったこと、その 2。
もっとちゃんとインデックス作れよ。
epubファイルで読んだことがある方はご存じだと思いますが、いつでも呼び出せる目次機能があります。
なので、ちゃんとそれを表示するファイルを作ってあったら、読む人は簡単にジャンプできるんですよ。途中で一章に戻ったりとか、最初から真ん中の章に跳んだりとか。
あくまで、ちゃんと準備がされていたらの話ですが。
それが、『電書協 EPUB 3 制作ガイド』では、“・版元から特に指示がないかぎり、カバーページ、目次ページ、奥付ページへのリンクのみとする”なんですよ。
いやいや、せめて各章へはリンク貼りましょうよ。跳びたいときは目次へ戻れって事ですか? それもまあ、目次にはリンクが貼られているという前提ですが。
電書は紙の本と違って、パラパラができないんですよ。
それを補うためのインデックスは、きっちりやっておくべきでしょうに。
個人的には、各章の各シーンと挿絵のあるページへ跳べるようにしておいて欲しいと、思います。まあ、紙の本をペラペラやって、ふと読み始めたりするポイントが、そういう場所なんで。
小説なら、
「第一章 ○○
シーン1
シーン2
挿絵A
シーン3
第二章 ○○
……」
とまあ、こんな感じのインデックスが欲しいと思います。
ひとまず、調べ物はここまで。後は実際に手を動かしながら、調べていきます。
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