~第三セクターの集合地点~
14:46
新潟県第三の都市、直江津に着いた。
ここから先、筒石駅までは、今年3月14日の北陸新幹線延伸開業によってJRから切り離された旧北陸本線区間を行く。この区間は、新潟県内の第三セクターであるえちごトキめき鉄道が経営することとなり、開業と同時に直江津ー市振間が日本海ひすいラインという名称に変わった。
今回使用している週末パスでは日本海ひすいラインを使うことが出来ないため、一旦改札を出て切符を別途購入し、再入場した。
そのため、乗り換え時間4分だった日本海ひすいラインの泊行には乗らず、次の列車が出るまでの間、直江津駅構内を散策した。
ここ直江津駅は、鉄道網の結節点になっており、路線としては信越線柏崎・長岡方面、ほくほく線十日町・越後湯沢方面、日本海ひすいライン糸魚川・泊方面、妙高はねうまライン上越妙高・妙高高原方面の4方向へ向かう列車が発着する。実に信越線以外は全て第三セクターによる路線であり、直江津は第三セクター鉄道路線のメッカになっていた。
それ故に、駅構内には多数の電車が並ぶ。
・まずは六日町からここまでお世話になったほくほく線車両。一両編成でも運転できる車両で、地方ローカル線としてはかなり高い加速力と高速走行性能をもつ。
・次に信越線車両。国鉄時代から走り続ける車両で、直江津駅にやってくる普通列車では最高齢の部類に入る。ドアは手動で開けるタイプ。一部でキムワイプ色と呼ばれる緑と黄緑色のカラーリングは新潟色と言われている。
・続いて、日本海ひすいラインの車両。第三セクター移行によって製造された完全な新車。ディーゼルエンジンによって走る気動車。一両編成での運転に対応。
・最後は妙高はねうまラインの車両。こちらは新造ではなく、元々JRの車両が譲渡されたものを使用。製造は平成に入ってからなので、まだまだ十分使える。譲渡された日が開業寸前だったためか、未だにJRマークを掲げたまま走っている。
車庫には第三セクターの特別仕様車が留置されていた。
筒石駅へ向かう列車がやってきた。青い車体に魚の模様。特別仕様車だった!
車内の座席もこだわっていて木が使われてシートカバーも色鮮やか。車内照明も温かみのある暖色系だ。
珍しい列車に揺られながら、4つ目の山岳トンネル内旅客駅、筒石駅を目指した。
切符買¥320
直江津15:28
日本海ひすいライン糸魚川行
↓
筒石15:48着
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