応援コメント

第21話「いみじき矜恃――4対7」」への応援コメント

  • なるほど明津に欠けているものは、あるいは自らを信じ切れるに足る積み重ねであるのかも知れませんね。自惚れとはまた別に、己のギリギリまでを実際に試して確かめたが『実績』、これに基づく『自信』であろうかと。
    観たくない限界から眼を背ければ、その限界が更新されることはないわけです。それでも自尊心を保つのに、他者を貶めるのはよく見られる光景かと。
    ある意味その限界を知る基やペテルたちは、前進の足がかりを得ている、とも観られそうです。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     明津は自己正当化するために確信犯になり、他罰的に相手を責めていくタイプですね。就職氷河期に就職に失敗し、ネトウヨになった人をイメージして書いています。明津に限らず、ルゥウシェ、バッシュ、美星、アヤをそう思っています。

     自分の努力や能力が足りなかった事を、時代が悪い、見る目がないと他罰的になり、成功している相手をズルをしたはずだ、コネがあるはずだ、と思っている…と。

     他者を引きずり下ろす事に邁進している明津と、他人を引っ張り上げるのに必死な基…この差を描けていると幸いです。