命を奪う。
命をなくす。
(~心の体温を手足よりも先に失っていた。)この文章で、弓削さんの苦しい状況が伝わってきます。
(>_< )
作者からの返信
ありがとうございます。
上手く表現できていれば良いのですが、登場人物は全員、何かを維持する、手に入れる、取り戻すと色々な理由を持たせていまして、弓削の場合は愛情であるとか、そういうもの求めているように書ければと思っています。
弓削と紀子の差も、二人がなくしたものは、弓削は「愛情が欲しかったけど、落としてなくした」と思っているけれど、紀子が欲しかったのは「未来」で、しかも弓削を「自分で捨ててしまっている」のに「弓削に奪われた」と思っているから、ものすごい差があるという風にしたかったのです…。
また来て下さいね。
決着ここにあり。
結果は必然の積み重ね、よって小さくとも積み上げたものが結果を手にする、という構図が思い浮かびます。
同時に、結果に伴う責任を他人に押し付ける罪深さにも思いが至ります。結果が全て他人のせいなら、過程に自ら手を出そうとしなかった責任は、果たしてどうするのか、とも。
過程を己のものとしてこそ、狙う結果となる――そんな教訓を垣間見た思いです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
弓削と紀子の差は、弓削は「欲しかった愛情は、どこかでなくした」と思っているのに対し、紀子は「欲しかった未来は、弓削が奪っていった」と思っている…と書けていると幸いです。
紀子は自分で投げ捨てたものを、弓削が奪っていったと思っているし、また嘘も吐き続ければ真実になるというノリで、自分の正義を疑わないタイプだからこそ、何もできず終わった…と考えて書きました。