機知は強いと日頃より感じていますが、この話運びには唸らされます。好き。
ハイスと軟鉄、刃物としてはでっち上げもいいところでありましょうが、〈方〉の障壁で覆ってしまえば無類の切れ味になりますね。納得。
そして陽大の心根を最大限に活かした落としどころも実に粋。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
陽大は人を本気で嫌いになれない、恨めない気質なのです。殺されそうな事態であっても、戦いとは直接、刃を振るう相手とやるものであり、無手の相手を一方的な暴力に晒すことは絶対のタブーな訳で…。だからこそ、この悲劇の発端になった生け贄役に選ばれてしまったのですが。
実はクロームモリブデン、もしくはタングステンカーバイトと軟鉄を蝋付けした剣は実在しまして、振るう者によれば乗用車のドアを一刀両断にした記録が、映像であるのですよ~。
陽大君の決断、素晴らしいものでした。こうありたいものです。いつも更新、お疲れ様です。
作者からの返信
ありがとうございます。
「やられたらやり返すのではダメだ」と思っている陽大であり、それを貫き通せるからこそ、神名も弓削も鍛える気になった訳ですから。
最後に手を出さないところが陽大らしいですね。弓削の静かな斬撃も格好良かったです。
作者からの返信
ありがとうございます。
陽大は、本当は大人しくて優しい少年なのです。基本的に仕返しができないし、許せない相手を自分の中で作れないから、生け贄役に選ばれた訳ですから。
弓削は時代劇の主人公をイメージしていて、大技を繰り返すのではなく剣劇で倒していくタイプと思って書いてます~。