第4話意識と影
ユングとグノーシス、そして日本人から
親がプロテスタントのユングにとり、グノーシスの教義は正統教義から消された、いわば影の部分。錬金術とともに、ユングはグノーシスも学び、自らの心の基層を深く掘り起こそうとした。
同じ方法論。
日本は維新以降、ヨーロッパの衣装をかぶった。日本人、僕にとり影に相当するのは明治以前。日本人は今はいちおうアメリカ、以前はヨーロッパ(ドイツ、イギリスが主か)、江戸にも儒教の衣装、古代〜中世は仏教。だがその衣装をはがすと日本人の心の基層が見えてくる。
取り入れた衣装が日本人の肌(心)と同化した瞬間、いわゆる日本性は最も鮮明に浮かぶのではないか。例えば中世の鎌倉仏教、法然と親鸞。江戸後期の完成された武士道、葉隠など。
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