第4話 好きなことと得意なこと

 自分の得意な技は、大柄な体格を生かした、押さえ込みからのキムラロックと、ハーフガードの上からと下からのキムラロック、あとはベースボールチョークである。

 でも、本当はキムラは大昔からある技術なのでちょっとダサいと思っていて、ベースボールチョークも、ノーギで使えない時点で何か劣った技術だと考えている。


 ブラジリアン柔術を意識するようになったのは、PRIDEでノゲイラがヒース・ヒーリングなどにきめたアナコンダチョークなので、アナコンダチョークや、手の組み方が似たダースチョーク、ギロチンチョークが好きでしょうがない。

 だというのに、才能が無いのか練習が足りないのか、好きな技はさっぱりきまらない。


 ままならないものである。

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