第4話 帰宅して家族会議

家に帰ると なんとなく 気まずいという心境になってしまった。。。

すごく空気が重たい。。。

でも どうしたら良いのか?自分でも本当に わからないのだ。


やはり僕は熱帯魚のように液体の中にいたほうが 合っているのかもしれない。

夜、父が帰宅すると 母と二人でひそひそと話しをしていた。


それは、僕が魔女から受けた尋問の結果報告だったのだろう。

お父さんは僕にこう言ってきた。


「俊、学校は楽しくないのか?」


「ううん。楽しいよ。」

(楽しいのか よくわからない。でもつまらなくもない。)


僕は 自分の身体の中で 本心が家族に言えなくなっている小学生だという事に気づいた。


僕は、自分がなんとなく 普通の子供のように はしゃいだり夢中になって遊んだりすることが 

したくないわけではないけど 出来ないでいる自分の事を 

少し周りの子供とは違うのかもしれない。。。

という事は 理解していたけれど


自分が父親に ここまで気を遣うのはなぜなんだろう?

なんていうか 自分が本当は子供ではないのではないか?と本気で思えてきた。


では 僕は何なんだろう?


子供の中に入った大人?

大人が僕に入ってしまっているのだろうか?


もっと自然に自由になりたい。

(熱帯魚になって自由に泳ぎたい)


でも そんな時でも あの歌を思い出し

口ずさむ


幸せは~ 歩いて来ない~♪

だ~から ラルコへ行くんだよ~♪


ラルコ、、、僕は 何か大切な事を忘れているのかもしれない。。。


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