第132話 ネットの不可思議
今、大相撲で、横綱の稀勢の里の進退が話題です。
ツイッターでどうしても「稀勢の里」で検索してしまうのですが、
これをやると不可思議な情報に出会います。
よくあるのは、
日本人横綱を作りたがった誰か(協会、あるいは横審)が悪い、
という理屈です。
これは事実無根というか、
稀勢の里の、大関で準優勝の場所の次の場所に優勝、という成績は、
どこかの誰かの意図とかはなくて、
純粋に実力だったと思います。
怪我をしたがために相撲が崩れて、今の状態、と、僕は思います。
議論するべきは横綱昇進のありもしない裏側よりは、
怪我人に対する救済策のような気もしますね。
過去にそういう制度はあったようですし。
一番、良くないのは、稀勢の里が怪我をした取り組みの、
その相手だった日馬富士を批判することかな。
これはあまりツイッターで引っかからないのですが、
あの相撲は、日馬富士は少しも悪くない、と僕には見えます。
日馬富士の完璧な相撲でした。
そんなことを思いつつ、平成の相撲を考える、今日この頃。
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