第100話 忘れてしまう物語

次から次へと本を読むので、

内容を忘れる本も多いです。

タイトルだけは覚えてるけど、細部がまったくわからなかったり。

最近は小説のシリーズものは全巻揃ってから読むことが多いですが、

刊行されてすぐ読んでるシリーズは、

どうしても曖昧になる。

森博嗣さんのXシリーズやGシリーズがそうですね。

読んでいるうちに少しずつ思い出すこともあれば、

流れに任せて、知らんぷりすることも。

中身を忘れても、良い本だった、という記憶だけが残るものもあるのが、不思議。

例えば、小川洋子さんの「薬指の標本」とか、かな。

ワイルドの「サロメ」とか、シェークスピアの「リア王」なんかも、戯曲ですが、良かったな。

こういう本を読み直せれば良いのですが、

なかなか時間が作れない。

老後の楽しみとか言いつつ、つまりは無期延期という具合。

夢のようなものです。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る