応援コメント

第2話 『湖畔の町ミサランテ』」への応援コメント

  • 企画から参りました、湊波と申します。
    拝読するうちに、じっくり読みたいなぁ、と感じさせてくれる作品ですね。ただ、それをするとコメントを書くのに時間がかかってしまうので、まずはここまでで感想述べさせていただきます。

    しっかりとした世界観と情景描写あふれる地の文は美しいですね。倒されるべき運命にある魔王の悲哀というテーマ自体は他の作品でも見られますが、心情描写やアデルとミリアの関係がしっかりと描かれているだけに、よりリアリティを持って読み進めることができます。この点は好印象です。

    一方で、設定という観点から気になった点と、話の掴みという観点から気になった点が一つずつありますので、触れさせていただきます。

    まず設定の点ですが、ミリアの年齢はいくつなのでしょうか。アデルが生まれて20年で、その間ミリアが世話していたとなると、三十代とか四十代かな…と最初思っていたのですが…。第二話を読むと、むしろアデルと同年代か、より若いような印象を受けます(服を手作りしてしまう、というところなんかが、そうなのですが)。ミリアが魔族で、人間より寿命が長い=人間でいうところの三十代、四十代が魔族としては少女くらいの年齢、というようなことなんでしょうか。

    次に掴みの点です。描写力が優れているので、読んでいて面白いのですが、掴みというと少し弱い気もします。
    その理由の一つが、雨音様の長所でもある地の文にあると感じています。というのも、地の文が会話文の間に逐一挟まるせいで、会話のテンポが落ちてしまっているんですよね…。日常シーンなど、テンポよく進めたい話の場合は、あえて地の文の量を減らす、というのも手だと思います(意外と地の文を減らしても、読者は行間を読んでシーンを想像してくれます)。テンポよく進むシーンがあるからこそ、心情描写などの重要なシーンで地の文が増えた時に、よりそこのシーンが印象的になる……と、個人的には考えています。

    前述した通り、雨音様は地の文をしっかり書くスキルを既にお持ちだと思います(そしてこのスキルは、一朝一夕に身に着くものではないと思うので、自信を持ってよいと思います)。
    その上で、必須ではない情報や地の文を削ることで、物語全体にテンポが生まれ、読者がより、読み進めやすくなるのではないかな、と感じました。

    …と、長々と書いてしまいましたが、また時間を見つけて、続きも読ませて頂きますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    なるほど。台詞の合間に地の文を入れるテンポが悪くなるという考えは自分のなかになかったので目から鱗が落ちた気持ちになります。
    どうしても会話の合間に地の文を入れないといけない、そんな変な癖がついてしまっているのかもしれません。

    ミリアの年齢部分に関しては自分でも読み直して思うところは確かにあったのですが、魔族=人とは成長の速度が違うと自分の中で完結してしまっている節があったので、やはりその辺りはしっかりと説明するべきですよね。

    この場だけで年齢を伝えるならばミリアは五歳程度です。成熟するのは早く、また成熟してから若い頃の期間が長いという形ですので。

    ですがその辺りの指摘を受けて今後、手直しをしていこうと思います。

  • ここまで読ませていただきました。

    世界観が創りこまれているので、その情景が頭に浮かぶようです。
    また、「魔王」という存在が、世界にとってただの敵ではないという点、そして、魔王側からの視点で物語が進むという点は、私にはとても新鮮に感じられました。

    文章の流れも綺麗なので、すんなりと読めます。
    ただ、気になったことを1つ上げるとしたら読点でしょうか……。
    私は書き手側でもあるので、どの文章も脳内で読点を打ってしまうのですが、1文の長さに対し読点が少ないと、読み手側はつらく感じるかもしれません。多くても鬱陶しくなりますが……。
    読点は本当に難しいです……。私はずっと迷いっぱなしです。

    もし、雨音さんが意図してそのような形をとっていらっしゃるのでしたら、出過ぎたこととお許しください。

    それでは、また続きを読ませていただきますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    読点は自分も執筆する上で色々と悩んでいたのでそこを指摘してくれた上にアドバイスまでいただけて嬉しいです。

    投稿する前に読点を入れたり消したりと色々と試していて、個人的には区切りすぎると逆に読みずらいかな、と考えたものですからなるべく繋げても違和感がない文にしたのですが、いざ読んでもらうと自分に見えていない部分があったようで、とても勉強になりました

    編集済
  • すみません、また誤字と言うか気になるところの指摘になります。

    >険しい山に武装した軍人が隊を成していることから確信に似た予想でもあった。

    ここだけ先頭が字下げされてない気がします。

    >なるべく西部には近
    寄らぬことじゃの」

    みょんなところで改行されてます。

    内容としては楽しく読ませて頂いております。
    少し、文章が長いところに改行がほしいとは思いましたが…
    もう少し読んでからレビュー入りで感想を書きたいと思います。

    作者からの返信

    第一話に続き第二話でも応援とコメントありがとうございます。なるべく読み返して確認はしているのですが、誤字や改行のミスに気づけず申し訳ありません。それとわざわざ指摘していただきありがとうございます。

    編集済
  • こんちわー。同じ企画に参加しているまんじといいます。

    ちょっと気になったんですが、ミリアの事を少女と記載されていたんですが、20年世話してるって事は軽く見積もっても三十路では?って気がするんですけど。

    誤字?もしくは魔族は人間に比べて成長が遅いとかなのでしょうか?

    作者からの返信

    こんにちは。

    まず応援コメントありがとうございます。

    魔族なので成長が遅いというのと年齢と反して幼い容姿であるという設定だったのですが、いざ指摘された文面を読んでみると確かにそういった説明が含まれていなかったら分からないですよね。

    的確な疑問、本当にありがとうございます。後々に文章を付け加えたいと思います。

  • 同じ企画に参加している藍豆です。情景描写も心理描写もとてもお上手ですね。純文学寄りの文体に親近感を覚えます。先の展開が気になるストーリー展開もすばらしいです。

    作者からの返信

    応援コメントありがとうございます。
    なるべく早く投稿できるように頑張っていきます。