カクヨム作家へ10の質問

浦登 みっひ

第1話

 カクヨムで自分語りのエッセイを書くのは初めてです。どうぞよしなに。




・ペンネームとその由来を教えてください。


 PNは浦登みっひ。うらどみっひ、と読みます。

 『みっひ』は私の名前の前半部分のローマ字をドイツ語読みしたもの。以前からネットで使用しているHNです。

 『浦登』は、敬愛する綾辻行人氏の『暗黒館の殺人』、その舞台となる浦登家からとらせていただきました。浦登家には『美惟(みい)』『望和(もわ)』という二人の姉妹がいるのですが、これを英語のme、フランス語のmoiと解釈すると、同じくドイツ語の人称代名詞である『mich(みっひ)』がいてもおかしくないのでは、と思い、勝手に浦登家を名乗らせていただいています(笑)。


・代表作または最新作を教えてください。


 カクヨムで公開している作品の中で最も意欲作と言えるのは、孤島ミステリの『そして何も言わなくなった』です。これまで交流のなかったミステリ好きの皆様からたくさんのレビューと感想を頂き、大変嬉しく思っています。

 最近完結した最新作という意味でなら、中世ヨーロッパの世界観を舞台にしたゴシック恋愛ホラーの『血の輪唱』。

 最も多くのPVを頂いているのは、コミカルな食育ホームドラマ『おっぱいを育てよう!』です。何故PVが多いかといいますと、実は『巨乳』『何カップ』でググると本作の6話目が5番目ぐらいに表示されるからなんです(笑)。


 現在連載中のものは『スペルバインド』『彼女に死ねと言われたら』『僕たちはウインクができない』の三作。あれもこれもと節操がなく更新が遅くて申し訳ありません。


・好きな作家を三人教えてください。


 森博嗣、綾辻行人、三津田信三の御三方です。


 森博嗣の作品を初めて読んだのは、当時のマイミク(時代を感じる)の中でとても綺麗な文章を書く方にお勧めの本を尋ねたところ、森博嗣の『スカイ・クロラ』を勧められたのがきっかけでした。まずは『スカイ・クロラ』シリーズを読破し、まんまとハマって、この人他にどんな作品を書いているんだろう、と調べて、『すべてがFになる』から始まるS&Mシリーズという沼に足を踏み入れてしまいました。

 森博嗣の魅力は、トリックの意外性はもちろんのこと、随所に盛り込まれるユーモアと、ハイセンスなタイトルだと思っています。


 綾辻行人の作品に触れたのは、私が敬愛するミュージシャンであるALI PROJECTの宝野アリカ様がBLOGでオススメしていたから。最初に読んだのはホラーの『眼球綺譚』で、その悍ましくも美しい世界観、そして脳髄に浸透するように読みやすい文章に魅了されました。

 で、この人他にどんな作品を書いているんだろう? ミステリか、あまり読んでいなかったジャンルだけど読んでみるか、ということで手にとったのが『十角館の殺人』。これが私にとって初めての本格ミステリであり、今に至るまで私をミステリに熱中させている、その原点となる体験でした。館シリーズにドハマりしたことは、私のPNからも察して頂けるものと思います(笑)。そして、ここから私の目眩くミステリ漬けの毎日が始まったのです。


 三津田信三の作品に触れたきっかけは、PSPで発売されたミステリゲーム『トリックロジック』で『首無しの如き祟るもの』が紹介されていて、なんだかタイトルがおどろおどろしくて面白そうだから読んでみよう、と思ったこと。先に綾辻さんの作品に触れてミステリとホラーの融合した作品世界の面白さを知っていた私にとって、三津田作品はまさにうってつけでした。

 ミステリとホラーの理想的なハイブリッド作品群である『刀城言耶シリーズ』はもちろんのこと、よりホラーに軸足を置いた作品にもミステリのエッセンスが盛り込まれていて、どれも魅力的な作品ばかり。唯一の難点は、森博嗣や綾辻さんと比べると知名度が低く、田舎の書店ではなかなか作品が手に入らないことでしょうか(笑)。



・作業環境を教えてください(パソコン?スマホ?まさかの手書き?)


 PCです。カクヨムの投稿フォームに直で書いています(笑)。

 ワープロソフトで書いたものをコピペするのが一般的なのだとは思いますが、もともと小説を書き始めたきっかけが『即興小説トレーニング』というサイトだったこともあり、サイトに直打ちすることに抵抗感は全くありません。



・一日で最長何文字書いたことがありますか?


 一万字ぐらいじゃないでしょうか。それもだいぶ前の話で、最近はどんどん遅筆になっています。



・執筆時のお供は?(飲み物、食べ物、BGMなど)


 ニコ生やYoutubeをBGM代わりにしていることが多いです。実は今現在も、交流のあるニコ生の生主さんの放送を垂れ流しながらこれを書いています(笑)。



・最初に小説を書いたのはいつ頃ですか?


 先に少し触れましたが、きっかけはTwitterでの仲良しのフォロワーさんが『即興小説トレーニング』というサイトで即興小説を書いていて、私もやってみようと思ったこと。もともとTwitterの大喜利タグが好きでよくやっていたので、それと同じく大喜利感覚で初めてみたところ、意外にもハマってしまい(笑)。

 もう少し長いものを書いてみたいな、という欲が出て来て、処女作を『なろう』に投稿したのがかれこれ三年ほど前ですね。



・最近の悩みは?


 ハッピーエンドを書けない。どんどん遅筆になっている。

 あとは、彼女いない歴二年を超えてしまったので、ちゃんと女の子を書けているか不安になること(笑)。



・最近面白かった本、漫画、ドラマ、映画はありますか?


 このところ以前ほど本を読めておらず、また以前より目が肥えたのかわかりませんが、これは絶対! といえるほどのものはないです。書籍でないものも含めていいのなら、『小説家になろう!』に投稿されている、屑木夢平さんの『チューリングの冬』。筆不精な私がレビューを書くほど良質な作品でした。

 漫画、ドラマ、映画はあまり見ませんね。この間スカパー!で見た『孫文の義士団』と『キングダム・オブ・ヘブン』が印象に残ったぐらいかな。



・この先の予定とアピールをお願いします。


 とりあえず、連載中の作品をよろしくお願いします。カクヨムはほぼ執筆フォームとしての利用に留まっていて、なかなか皆さんの作品を読みに行く機会はないのですが、それでも良ければ……。

 私にとって一番の代表作と言えるのは恐らく今年のなろうコンで二次選考まで残った『桜の樹の下に君を埋めるといふこと』になると思うのですが、『桜~』を含むSシリーズはカクヨムでは公開していないんですよね。


 ミステリ好きな方は、『そして何も言わなくなった』を読んで頂ければ絶対に損はさせないと断言できます。

 ヴァンパイアものの恋愛が好きでバッドエンドも受け入れられる方には『血の輪唱』を読んでみていただきたい。

 おっぱいが好きでコミカルな文体が好みな変態紳士諸君には『おっぱいを育てよう!』を。

 綺麗なお姉さんが好きな方には『スペルバインド』。

 ヤンデレなヒロインが好きな方には『彼女に死ねと言われたら』。

 アラサーカップルのイチャイチャがお好きな方には『僕たちはウインクができない』。


 それぞれ宜しくお願いします。

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カクヨム作家へ10の質問 浦登 みっひ @urado_mich

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