-


仕事で帰りが遅くなると


彼との会話が無かった


私が話しかけてもから返事ばかり



日に日に増していき


休みの日が合ったときも


仲良くお出かけして楽しくご飯って


過ごすこともなくなっていった




その理由は彼の中で


亡くなった彼のことを嫌いになってしまったらしい


私が命日にこっそり


お墓参りに行っていたことや


寝言で亡くなった彼の名前を呼んでいたとか


積もりに積もったからだと




私の中で亡くなった彼と


新しい彼はまったく違ったもので


亡くなった彼のことを忘れることもないし


嫌いになることもない


一生私の中にいる大切な人っていうだけ




新しい彼は今だいすきな人


一緒に過ごしていたいと思ったから


仕事が遅くなったり


すごく身体が疲れていても


ご飯作って一緒に食べて


笑っていたいって気持ちだった



どれだけ人を愛して尽くしても


亡くなった彼がいることで


伝わっていないんだと


亡くなった彼のせいだと思ってしまった



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る