第12章 討伐依頼と狩猟依頼
第30話 Fランク冒険者の日常㉚
討伐依頼と狩猟依頼は似て非なるもので、その中でも狩猟依頼はあまり好まれない依頼である。狩猟とは一日一匹狩猟できるだけでもすごいことである。
その日に狩猟に行って、その日に狩猟して来るのは至難の業なので、私が狩猟依頼をするときは罠を仕掛けて、何日かに費やして狩猟する一般的な方法を使用している。
野兎五匹、多くはないが狩猟とは経験と運によるものが強いので、長く見積もっても十日くらいだと考えている。上手くいけば、二日で達成できる。私は道具屋へ行き野兎捕獲用の罠を百個購入して平原へと向かった。
罠を仕掛ける場合には、何点か注意が必要で一番大切なのは罠が仕掛けてあるということを人が見たときにわかるようにする必要がある。毎月何人かが罠にかかり、怪我をする為の処置である。また、罠を仕掛けて良い範囲も決まっているので、少し面倒でもある。
「やっぱり、百個も罠を仕掛けるのは大変だけど、仕掛けるなら多い方がいいよね。明日が楽しみだ」
体は疲れているが期待を胸に帰宅した。
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