第20話 Fランク冒険者の日常⑳
薬草薬液、ネーミングセンスは置いといて教授が開発した薬草薬と私が作製した薬草液を特殊な方法で加工し、薬の要素をさらに強めた液であると、いろいろ説明してくれたが良くわからなかった。
教授は作製のレシピと薬草薬液を数本渡してくれた。レシピに赤丸で記載されている特殊な加工という文字が謎だった。いったい、どれくらい特殊な加工か想像すらできない。帰り際に教授が「君になら、君なりの薬草薬液が作れる日がくるだろう」と白衣をなびかせて言っていた。時間があるときに少し開発してみようかなと思った。
薬草薬液はキャップで1杯を1日3回、3日間飲む必要がある。1本分がしっかり一人分となっていて療法もアイテムとしてもしっかり作製されていた。ただ、味だけはものすごく不味い。もともと薬草薬も薬草液も美味しいものではなく、期待を裏切らず、さらに不味いものが出来上がった。今後、誰かが味の研究をしてくれることを願う。
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