第1章 第2話 憧れ
日頃街を歩いている時にも、いい女、エロい格好をした女は目で追ってしまう。
20歳を超えてなお、女性経験のない僕にとって、ただ時間が過ぎていくだけの都会を歩くだけでも、刺激たっぷりなのである。
「そういえば、学生時代は誰が誰とヤッたとか、誰が経験多いかとか争ってたなぁ。。。」
思い出すだけでも吐き気がするあの頃だが、どうでも良い事を覚えているのは母親に似ている。似たくもないけど。
そんな塞ぎ込みたい、出来るならば消し去りたい過去にも興味を抱いた女性だけは沢山いた。経験では勝てないが、惚れやすさでいけば周りの誰にも負けなかっただろう。何の自慢にもならないけど。
そんな過去でも、今でも腐れ縁な友人がいた。
彼は生粋の女好きで、風俗遊びにも長けている(言い方が悪いが)、ある意味憧れの存在である。つい先日も「いや~イイ女見つけちゃったよ」などと言っていたものだから、「え?どこで?」と思わず聞いてしまった。
そう、思わず聞いて「しまった」のだが、これが僕が新しい世界へ踏み出すきっかけになろうとは、この時まだ考えもしなかったのである。。。
続く
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