第24話、川崎の狂犬

それを聞いた柿崎がかなり怒った表情をしながら



「その言葉を今すぐに後悔させてやるでござるよ」



そう言ってすぐに刀を抜いて攻撃をしていたが単純すぎて吉田にすべて避けられていた。それは吉田が戦い慣れしていた証拠でもあった。そのために確実に反撃をして徐々に追い込んでいた。



「くそ、いくら攻撃しても避けられる上に反撃されるとは情けないでござる」




そう言っても柿崎たちはこれ以上の攻撃を繰り出せないでいた。ハルカや桜が陰陽術など唱えて攻撃したら前線で戦っている柿崎たちに当たる可能性があったために手出しができずにいた。



吉田はそれを読んでおりできる限り柿崎たちと距離を取らずに戦っていたがここで土居が吉田の背後を取ったのである。



「柿崎殿、榊原殿、この小僧の背後を取ったでござる。前からどんどん攻撃してくだされ」



「助かるでござる、さて、小僧覚悟はできているな」



そう言って柿崎が刀を振り下ろしたがその刃は吉田に届くことはなかった。吉田は振り下ろされる前にジャンプして落下してくる動作をうまく利用して背後にいる土居に攻撃を受けさせたのであった。



攻撃を受けて痛み出した土居が痛みで吉田を離したのである。それを待っていた吉田はさらにここで動揺している柿崎に対して土居が持っていた小刀を奪い、柿崎の足に刺したのであった。



これには流石の柿崎もたまらず崩れ落ちたのである。だが、吉田は動きを止めようとしなかった。ここで落ちた刀を拾って榊原に斬りかかった。



榊原は一度は防いだものの、吉田の予想超える剣の速さに翻弄され、一瞬のスキを出したのであった。これを吉田は迷わずに榊原の利き腕を切り刻んだ。榊原はそれでも戦おうとしたが利き腕を使えなくなったものに後れを取る吉田ではなかった。



持っていたカバンで首を絞めて窒息させようとしたのであった。これにはハルカや桜の二人が助けようとして術を唱えて吉田に向けて放ったが吉田は倒れている三人をうまく盾代わりにして防いだのである。



「さて、男陣営はこれで壊滅と・・・どうする。このまま戦ってもお前たちは俺に勝てないと思うから逃げてほしい所だけど、それでも争うつもりならこちらにも考えがある」



「確かにあなたは強い、それは認めて差し上げますが・・・けれど味方を見捨てて逃げることはしたくはありません」



「そうか、なら覚悟しておけ。俺は女にも容赦がない所があるやつだからな、泣いてからでも遅いぞ」



吉田がそう言い終えると桜たちに向かって来たのであった。もちろんのこと二人とも術を唱えて応戦したが吉田は避けて至近距離まで来たのである。そうして二人に対してこう言ったのである。



「さて、お楽しみタイムー」



そう言ってまずはハルカの胸を揉み始めたのであった。ハルカは真っ赤になりながらも吉田に反撃したがよけられた上に桜の方も揉み始めたのである。二人とも激おこであった。それを見た吉田は何か楽しそうである、さらに吉田は攻撃をされるたびに避けては胸を揉んだり、下をいじくったりしていた。



ここまでされると流石にいろいろとやばくなってきた二人であった。不幸なことに無駄に吉田は技術力があり、危ないところまで来ていた。ついでにこれを見ていたアリーナは真っ赤になっていた。こんなに恥ずかしい所を見ていたから仕方がないというえば仕方がない。



ここで何か、察したのか吉田はハルカを素早く、攻撃して気を失わせたのであった。ここで桜のみとなってしまったのである。桜は一人でも戦おうとしたがここで吉田は後ろに陣取り桜に対して性的攻撃をしたのであった。



そして桜は耐えきれなくなって迎えてしまったのであった。桜には涙が流れていたが吉田はそんなことを気にしないかのようにさらに続けた。



桜は最初は泣いていたがどんどん押し寄せてくる快楽の波に飲まれ泣いていた顔がどんどん笑顔になっていた。ここで吉田が



「どうした、最初はかなり嫌がっていたように見えたが今は十分と楽しそうじゃないか。そんなに気に入ってくれたならさらに早めてあげるよ」



「待って・・・待ってこれ以上・・・やると、頭が・・・真っ白に」



吉田はそんなことを言われえても待つ気などなかった。それどころかさらに攻撃を速めた。ここで桜は絶頂を迎えた上に留まることがなかった。絶頂迎えている最中でも吉田は止めないで続けていた。あまりにも続く快楽に体は疲れ切って終わったころには意識など無くなっていた。ここで吉田が



「ごちそうさまでした、これで一年ぐらいおかずに困ることはなくなった。もう、これで懲りたら俺に戦いを挑まないことだな・・・・それとごめん、アリーナ。少しばかり仕返ししていたら遅く・・・痛----」



「何、あんな恥ずかしいことをしているのよ。この変態、変態、変態、変態」



アリーナは吉田に弁護の余地を与える暇もなく変態と言い続けて吉田に対して蹴り続けた。もちろん、吉田も何とかしようとしていたがあまりにも速い攻撃に対処しきれずに気を失ったのであった。



少しばかりアリーナはここに吉田を置いておこうかなと思ったが一応、泊めてもらっている恩あるし・・・性格もそこまで悪い・・・じゃないと信じていたので家まで担いで帰ることにしたのである。そんな様子を見ていた男がいた。その男は最上であった。



最上はいろいろといいシーンに巡り合えたなと思いつつあの五人と一人で撃退したところを見て改めて吉田の強さを感じたのである。会社も同じこともありそれなりに知っていたが想像以上の強さであった。自分に陰陽術があるから勝てると考えていたがそれは大きな誤算だと言うことに気がついたのである。



そうなるとほかの人にお願いするしかないが・・・ここで残っているのは安倍晴明もしくは明智の二人であった。この二人に頼るしかないと考えた、まずは倒れている仲間を助けてそののちにどちらかを連れてきて戦わせるしかないと考え行動に移し始めたのであった。



そして最上はこの行動のせいで再び味会うことになるのである、あの川崎の狂犬と呼ばれている吉田と言う男の恐怖に・・・

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異世界にいつでも行ける件について 松永紅龍 @mekisikosaramannda-

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