異世界編
第2話、異世界、探索を始まます。
次の日はいつもよりも気合を入れて仕事をしていた最上の姿を見て気になった同僚が尋ねてきたのであった。
最上は流石に異世界に行けるようになったかもしれないとと言えなかったのでここはぼやかして良いことがあっただよと言ったのである。
それから仕事が終わりその日も寄り道せずに家に帰り異世界に向かうための準備をするのであった。
準備と言ってもカメラや小さめのリュックに水筒と弁当入れただけであり、武器として一応、家にある包丁も持っていきトイレに入って扉を数回叩いた。
もし、昨日のことが幻でなければいいなと思いつつ扉を開けた最上であった。期待は裏切りはしなかった。そこには見たこともない大自然が広がっており最上は興奮しながら出てまず周りを確認するのである。
見たこともない植物や木がたくさんありいろいろと気になって仕方がなかった。それと最上は近くに動物がいないかと探し始めたのである。
もちろん興味もあるが何より危険な生物がいないかと安全を確認するためでもあった。危険な生物がいたら警戒しながらないと命が無くなる可能性が高くなってせっかく異世界に来たのにすぐに終わりにしたくないという気持ちがあった。
そう考えながら辺りを探してみるとそこでとんでもないものを見つけたのであった。大きな動物らしきものの足跡が見つかったのである。
最上は間違いなくこの動物には会いたくないなと思い警戒もあってか扉の半径一キロ以内の探索にとどめたのであった。
そこでわかったことは特になくただ見たこともない小動物が発見できたことである。それと周りに人工物らしきものはなく森の中に扉が発生したと考えられた。
最上はそれだったらエルフとかいないのかなと思いながら辺りを探したが見つからずに日も沈み辺りが暗くなり始めてきたので最上は探索はここまでにするかと思い扉を開けて数回叩き家に帰還をした。
そこで最上は違和感を感じたのであった。それは時間があんまり進んでいなかったのである。大体、六時間以上の探索をしていたはずなのにこちらではわずか45分間だけしか経過をしていなかった。
最上はもしかしたら異世界とこちらの時間の進み具合が違うのではないだろうかと考え自分が向こうにいた時間とこちらの経過をしている時間を比べて計算をしたのであった。
結果は異世界の一日はこちらの時間で三時間ぐらいだと考えられる、向こうが十二時間ならこちらは一時間半でさらに半分が自分が向こうにいた時間が六時間ぐらいでありこれなら45分しか経っていない説明がつく。
最上はこれが正しいのかと考え一時間半後にもう一度向かってみようと考え少しばかり待ってから再びトイレに入って扉をたたき開けてみたら朝日が昇ろうとしていたのであった。
異世界の朝は何とも言えない神秘的なものを感じながら最上は考えたのである。
これで自分自身の考えがほとんど正しいことが証明されてこれならまだ探索できる時間はあるなと考え再び探索をすることにしたのであった。
最上紅龍
今回の成果
異世界とこちらの時間の進み具合違い、周りに人工物らしきものはなし
巨大な動物の足跡を見つけた、小動物の生息の確認
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