一つ目

気にしすぎだよ

とあなたは言いました。


もしも気にしすぎることをやめたら

気にしないと決めたときに何かが落ちていくあの感覚のことも気にしなくなるのでしょうか。

あれが本当に落として良い物なのかどうか、私はまだ判断し兼ねるのです。


それともこれが既に気にしすぎなのでしょうか。


あなたの言う気にしすぎを気にしすぎることであなたに迷惑がかかっているのでしょう。

それは十分承知しています。

けれど私は気にせずにはいられないのです。

気にしなくなったとき私に何が残るのか、考えずにはいられないのです。


きっと何も残らなくて

今まで通りの私でいられることでしょう。

それでも私は

私が変わっていくことを楽しみたい。


どんなに辛くても

自分の考え方が変わっていくのが面白くて仕方がないのです。


だからもし、それを面倒だと思うのならば、どうか私から離れてください。

私が一人になろうと、あなたのせいでは、決してないのです。


あなたが気にすることはないのです。


あなたはまだ

気にしすぎだと言うでしょうか。

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