大きな恐竜はかくれんぼですぐに見つかってしまう。ある大きな出来事によって大きな恐竜は生まれてはじめて隠れることができて長いかくれんぼを楽しむことができた。というあらすじのお話。
一番大きな恐竜は他者には理解できない不満がずっとあって、そこを満たしたのは全くかくれんぼを意図していない知らない生き物だったというところがこの話の味わい深さだと思います。
満たされようと必死に努力して実ったわけでも、大きな恐竜の願いを叶えようとしたわけでもない。でも叶った。作者さんは他の作品でも常に誰にでも伝わる形で良い生き方を描いてくれる。素敵な話でした。おすすめです。