第23話

よがるわけねぇだろ、オヤジ。だいたい、なんでこんな目に遭わされるんだよ 俺達」

「決まってんだろ?お前は俺から颯太を奪い取ったんだから、制裁が下されんとな」

「意味わかんねーし!俺を選んだのは、颯太なんだからよ。オヤジはフラれたんだよ」

「くそっ!生意気言いやがってよ」

「おぃ、リュウ、コイツを縛り上げろや」

龍太郎さんは、大河兄貴を亀甲縛りに縛り上げたっす。

「大河、そこでよく見とけや」

親方はそう言うと、俺と盛り始めたっす。


「オラ 颯太!膝抱え込んで 仰向きに寝ろや」

「うっす」

俺は、親方に言われた通りにしたっす。

「やめろー颯太。そんなヤツの言うことなんか、聞かなくていいから!」

「うるさいヤツだな、おめぇはよ 大河」

「龍、大河に猿轡かましとけ」

「あぁ、わかったぜダイちゃん」

「あんちゃんがわりぃんだぜー、ダイちゃんを怒らせるから」

そう言いながら、龍太郎さんは、大河兄貴に猿轡をかませたっす。

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