第4話 料理は狂気
〜料理は凶器〜
いくあてがない俺はリヒッチの家にお世話になる事になった。
一番最初この森を出てから外で寝泊まりしようかと思っていたが、リヒッチが「危険」と言われリヒッチの「嫌じゃなければ、ここに泊まってもいいよ」という提案でここで何日かお世話になる事になった。
一様、あの危ない本は薪として使う予定だ、そんなこんな話をしていたら夜になったので寝る事になった。寝る場所は泊まる身なので倉庫のところで寝る事にした。毛布一枚貰って倉庫の木箱に背を預けて毛布を被ってから
(この世界でちゃんと生きていけるかな?)という不安を持ちつつ眠気に従うままに眠りについた。
その次の日、僕は下の大きな音で起きる事になった。
「はぁ〜、もう朝か」
昨日の疲れは大体は取れたがやっぱり朝早く起きるのは苦手だ。
そして、大きな音が聞こえる一階に降りる事にした。
「あっ、龍ヶ原おはよう」
「おはよう、リヒッチくん」
「友達だから呼び捨てでいい」
「、、、わかった、リヒッチ」
「朝ご飯作ったけど、食べる?」
「ご飯をご馳走になっていいの?」
「別にいい」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「じゃあ、持ってくる」
と言ってリヒッチはかまどの方へ消えていった。
ただ、持ってきた料理は禍々しいオーラと強烈な匂いを放ちながら俺の目の前に置かれた。
(なんだこの料理とは程遠い物は、近づくだけでも目がいたくなるんだけど!?)
「リヒッチ、料理とかやった事があるか?」
「ううん、これが始めての料理」
(始めての人でも料理にこんな邪悪なオーラを放たないよ!でも食べたくないとかせっかく作ってくれたのに言うのはなんか気が引くしな)
「うっ、うん、じゃあいただきます」
そして、俺はその料理?を口にいれた後、舌、喉、胃の所から表現できない痛みを感じ約4時間気絶したのは言うまでもないことだ。
そして、俺は一階のベットから起きた後リヒッチに自分が料理するという提案をした。リヒッチは「友達だからしなくていい」と言っていたが俺の必死の説得でしぶしぶ料理を作るのを変わってもらった。・・・のは良かったのだが
「うーん、どうしようか」
机に使える食材をリヒッチに集めてもらった結果ダチョウの卵と同じ大きさの緑色の濁点がある卵と、ワークウルフ(多分狼)の肉、トマトがトゲトゲになってる感じの野菜と知らない食材があった。ただ、少しは俺の生きてた世界にあった物もあった。例に言えば米やパン、塩、コショウ、玉ねぎぐらいが出された奴で知ってるものだった。どうやって、仕入れたのか聞いたら近くの村から取り引きで交換したといことだった。他は、虫とかを出して来たがそれは、ていちょうに断った。「これとか美味しい」とリヒッチが言ってその蜂を生で食っていたが、俺から見ればグロい映像にしか見えなかった。
「うーん、何を作ろうかな」
ただ今、リヒッチは出かけているし聞いた場合はなんか質問されそうだ。リヒッチに違う世界から来た人ですとか、言うのは避けたいし、他に聞けそうな人は・・・あっ!いた。俺はポケットから携帯を取り出した。
その本人は、着信が少しなってから出てきた。
「・・・・・」
「神様聞きたい事があるんですが?」
「・・・・・」
「神様ー?聞こえてますかー?」
「ごほん、タダイマカミサマハゴフザイデス。ゴヨウケンガアッタラ 謝罪!ヲイッテクダサイ」
(あー、これ怒ってるな。まぁ、一番は神様が悪いけど、やっぱり通話拒否にしたり大きな声出すのはやりすぎたかな)
「確かに、通話拒否したりするのはやり過ぎたかもしれない・・・あの、ごめん」
「・・・うん、許す!」
(許すのはやっ!)
「で何の用事かな、守君」
「えっ、何で知ってるんですか!?」
「何でって、私は神様だよ」
「まぁ、そうですけど」
「じゃあ質問しますね」
「どんとこい」
この後、今ここにある食材にある質問をした。その質問に対して前の世界にあった食材に例えたりして説明してくれて説明とかも凄くわかりやすかった。本当に何であんな本とかを作ったりするのかが不思議になるくらい。そして、他の食材が載ってる本とかを届けてもらうことになった
「神様、食材の他にも質問があるんですが」
「うん?どうしたのかな守君」
「前に貰った試験管の中身は何なんですか?」
「あー、あれ?あれは傷や気力を回復させる見たいな物だよ」
「気力?」
「あー、説明はめんどくさいから前あげた魔法の本に書いてるからそれみてね」
「あっ、はい」
「では、私は今から旅行しに行ってくるので、またねー」
「えっ、ちょっと・・・切られたし」そして、僕は料理に専念することにした。
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